トヨタ最新「“大きな”ヤリスクロス」公開に反響殺到!「これはデカい!」「“RAV4”の弟って感じ」の声も! ジムニー超える“地上高”の「斬新コンパクトSUV」尼国モデルとは!
トヨタがインドネシアで開催した体験型展示イベントにおいて、日本仕様と大きく異なる「ヤリスクロス」が登場し、そのタフで力強い姿が、日本のクルマ好きの間でも話題となっています。
トヨタ最新「“大きな”ヤリスクロス」公開に反響殺到!
日本の道路において頻繁に見かけるトヨタの人気コンパクトSUV「ヤリスクロス」。
実は海を越えた外国では、名前こそ同じでも中身がまるで異なる「別の顔」を持ったヤリスクロスが存在しています。
トヨタが2025年11月12日(現地時間)、インドネシアの主要4都市で開催した体験型展示イベント「Toyota Space 2025」において、現地仕様のヤリスクロスが展示され、そのあまりにタフで力強い姿が、日本のクルマ好きの間でも話題となっています。

私たちが普段日本で目にするヤリスクロスは、コンパクトカー「ヤリス」と同じ「TNGAプラットフォーム(GA-B)」をベースに開発され、洗練された都市型SUVといった趣が特徴です。
しかし、今回インドネシアで注目を浴びたモデルは、車名こそ同じものの、その成り立ちは根本から異なります。
実はこのインドネシア仕様のヤリスクロスは、ダイハツがASEAN市場向けに展開する「DNGAプラットフォーム」を採用しており、構造的には完全に別モデルなのです。
その違いはボディサイズにも如実に表れており、全長4310mm×全幅1770mm×全高1615mmという堂々たる体躯を誇ります。
日本仕様のヤリスクロスと比較すると、全長は130mmも長く、ホイールベースも60mm伸びているので、ひとクラス上の風格さえ漂わせています。
さらに驚かされるのが、その本格的なオフロード性能を予感させるスペックです。
最低地上高はなんと212mmを確保しており、これは悪路走破性の代名詞であるスズキ「ジムニー」の数値を上回るほどの高さ。
デザインもまた、日本仕様の都会的な雰囲気とは一線を画しています。
トヨタのミディアムSUV「RAV4」や、海外専売の大型SUV「ハイランダー」を彷彿とさせる、垂直に切り立ったフロントグリルや角張ったバンパー造形を採用し、まさに「ミニRAV4」と呼びたくなるような、マッシブで押し出し感の強いルックスに仕立てられているのです。
パワートレインの違いも、クルマ好きの心をくすぐるポイントでしょう。
日本仕様が1.5リッター直列3気筒エンジンを主力とするのに対し、インドネシア仕様ではより振動の少ない1.5リッター直列4気筒エンジン(ガソリン/ハイブリッド)を搭載しています。
さらに、ガソリン車のトランスミッションに日本では設定のない「5速MT」が用意されている点も、操る楽しさを求めるファンにとっては見逃せない要素です。
現地価格は3億5870万インドネシア・ルピア(約330万円)からとアナウンスされており、今回のイベントでは、トヨタが掲げる「Beyond Zero」のテーマのもと、カーボンニュートラル社会に向けた電動化技術の象徴として、そのハイブリッド性能の高さもアピールされました。
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そんなインドネシア仕様のヤリスクロスに対し、日本のSNSやインターネット上では、羨望ともとれる様々な反響が寄せられています。
特に目立つのが、外観に対する好意的な意見で、「これヤリスクロスなのにデカい!」「これこそ日本で売ってほしいデザイン」「RAV4の弟分感が強くてカッコいい」「ハイランダーをギュッと凝縮したような塊感が良いね」といった声が相次いでいます。
中には、独特なフロントマスクを持つ日本仕様と比較し、「日本版の“深海魚”っぽい顔つきよりも、こちらの素直なSUVスタイルのほうが好み」「宇宙人っぽい顔より、こっちの無骨な顔のほうが売れるのでは?」といったデザインへの関心の高さがうかがえるコメントも見受けられました。
同じ車名でありながら、国や地域のニーズに合わせて最適な形へと変化させるトヨタのしたたかなローカライズ戦略。
日本で買えないと分かっていても、海の向こうの「もうひとつのヤリスクロス」に、私たちはつい熱い視線を送ってしまうのです。
Writer: くるまのニュース編集部
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