6年ぶりに全面刷新! 日産「新型“4ドアクーペ”セダン」に注目! 精悍「黒マスク」×全長4.7m級で「ちょうどイイサイズ」! 豪華「白革内装」の高級仕様も設定される米国発表の新型「セントラ」日本導入の可能性は
日産の米国部門は2025年11月10日、小型セダン「セントラ」の新型モデルの価格を発表しました。ベース価格は2万2400ドル(約350万円)からと比較手ごろな設定となっています。セダン車ラインナップがほぼなくなった日本市場へ導入される可能性はあるのでしょうか。
最新装備満載の新型セダンがスゴい!
日産が米国で世界初公開したばかりの新型セダン「セントラ」は、最新デザインや先進安全装備を備えながら、2万2400ドル(約350万円)というお買い得な設定に注目が集まっています。
およそ6年ぶりの全面刷新となった新型の進化のポイントを振り返りつつ、国内導入の可能性についても探ります。

2025年11月10日、日産の米国法人は9月にワールドプレミアを果たした新型セントラの価格を発表しました。
ベースモデルである「S」グレードの価格は2万2400ドルで、この価格について日産は「incredible value(信じられないほどの価値)」と表現しており、最新のデザインや安全装備を盛り込みながらも、引き続き手頃な価格帯に収められています。
セントラは、ベーシックな小型セダンとして北米市場で長年にわたりベストセラーとなっているモデルです。
初代は5代目「サニー」の北米仕様として1982年に誕生し、2006年に登場した6代目からは独自に進化しており、今回の新型で9代目となります。
新デザインの採用に加え、最新のコネクティビティ機能や全方位運転支援システム(現地名:セーフティシールド360)を標準装備するなど、大きく進化したモデルへと刷新されています。
エクステリアは従来同様のクーペライクな3ボックス・4ドアセダンスタイルを踏襲しつつ、細部のデザインは大きくブラッシュアップ。新デザインのVモーショングリルやシャープなLEDプロジェクターヘッドライト、新意匠のホイールなどにより、全体的に洗練された印象です。
ドアの解錠時にはターンシグナルやハイビーム、ロービーム、シグネチャーライティングが連動して点灯する演出も新たに採用され、乗り込む前から質感の高さを感じさせます。
インテリアでは、インストルメントパネルにクラストップクラスとなる12.3インチのデュアルディスプレイを搭載。ワイヤレス接続のApple CarPlayおよびAndroid Autoに対応し、タッチセンサー式のエアコン操作パネルも備えています。
8スピーカーのBOSEプレミアムオーディオやナッパレザーのような質感を持つ合成皮革素材のテーラーフィットシート、64色のアンビエントライトなども採用されており、上級セダンさながらの上質装備が用意されている点も特徴です。
パワートレインは先代に続き、最高出力149hp(151PS)、最大トルク146lb-ft(197Nm)を発生する2リッター直列4気筒エンジンと、改良が施されたエクストロニックCVTを組み合わせています。
滑らかな加速性能が特徴で、ベースグレードのSを除くSV、SR、SLグレードには、スポーツモードを含むドライブモードセレクターも設定。よりダイレクトで爽快な走りが楽しめます。
燃費性能はEPA推定値で、市街地30mpg(約12.8km/L)、高速道路38mpg(約16.2km/L)、複合33mpg(約14.0km/L)と発表されています。
走行性能面においても、ボディ剛性が従来型比で約6%向上しているほか、ステアリングには大型化したダイナミックダンパーを採用し、路面からの微振動を効果的に低減することで、優れた静粛性と快適な乗り心地を確保しています。
トランクやリアフェンダー、サイドミラー形状の最適化やアンダーボディのフラット化により空力性能も向上し、走行安定性と燃費性能のさらなる改善が図られています。
運転支援技術も一段と進化しており、インテリジェントBSI(後側方衝突防止支援システム)や「ProPILOT Assist(日本名:プロパイロット)」、移動物検知機能付きインテリジェントアラウンドビューモニターを搭載。歩行者検知機能付きインテリジェントエマージェンシーブレーキやインテリジェントFCW(前方衝突予測警報)など、多彩な先進安全装備も設定されています。
Sグレード以外の価格についても、SVが2万3170ドル(約360万円)、SRが2万5000ドル(約390万円)、SLが2万7990ドル(約440万円)と、装備の内容を考えるといずれも競争力の高い設定といえます。















































































