6年ぶりに全面刷新! 日産「新型“4ドアクーペ”セダン」に注目! 精悍「黒マスク」×全長4.7m級で「ちょうどイイサイズ」! 豪華「白革内装」の高級仕様も設定される米国発表の新型「セントラ」日本導入の可能性は
「e-POWER」を搭載すれば国内導入の可能性もイッキに高まる!
なかでも、スポーティな外観のSRグレードは注目株です。
ブラック仕上げのフロントフェイシアとダーククロームのVモーションを組み合わせた専用フロントバンパーを採用したほか、リアバンパーやサイドシル、リアスポイラーにはグロスブラックのアクセントを配置。
ワンメイクレース「セントラカップ」を通じて培われたスポーツイメージを、より強調したグレードとなっています。
![精悍さもアップした新型「セントラ」国内導入の可能性は!?[画像は上級仕様「SL」グレード]](https://kuruma-news.jp/wp-content/uploads/2026/12/20251208_2026-Nissan-Sentra-SL_000.jpg?v=1765170334)
このように、新たなデザインと先進的なインテリアで刷新された新型セントラですが、気になる点もあります。
それは、純ガソリン車のみの設定で、いわゆるe-POWER(ハイブリッド)などの電動モデルが用意されていないことです。
先代セントラも北米向けはガソリンエンジン車のみでしたが、中国市場(中国名「シルフィ」)では途中で「シルフィe-POWER」が追加されるなど、車種ラインアップとしてはハイブリッドの実績がありました。
北米と中国では生産拠点が異なるため、採用ユニットが変わるのはやむを得ないものの、電動化が加速する北米市場でハイブリッドの設定がないことは、販売の足かせになる可能性が否定できません。
日産としては、まずは価格を抑えたガソリン車で市場に投入し、後から価格帯の高いe-POWERモデルを追加するという戦略なのでしょうが、ガソリン車だけでユーザーの関心を引きつけ続けられるかは疑問が残ります。
競争が激化する北米コンパクトセダン市場で存在感を保つためにも、e-POWERモデルの早期投入に期待したいところです。
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そしてe-POWERが導入されれば、俄然国内市場向けとしても価値が高まります。
国内市場向けセダン車ラインナップは現在、高級モデルの「スカイライン」のみという寂しい状況です。
新型セントラ“e-POWER”が日本でも発売されてもおかしくありません。日産の英断が大いに期待されます。
Writer: 吉川 賢一
日産自動車にて11年間、操縦安定性-乗り心地の性能開発を担当。スカイライン等のFR高級車の開発に従事。新型車や新技術の背景にあるストーリーや、作り手視点の面白さを伝えるため執筆中。趣味は10分の1スケールRCカーのレース参戦、クルマ模型収集、サウナなど















































































