トヨタ「スライドドア“SUV”」初公開! 迫力エアロの「高性能モデル」GRMN! カクカクデザイン×画期的「リンクドア」搭載のセンチュリーSUV登場
大阪モーターショー2025では、白いSUVタイプのトヨタ「センチュリー GRMN」スライドドア仕様が初公開され、注目を集めました。
ホワイトボディ×スライドドア仕様!
2025年12月5日から7日までインテックス大阪(大阪市住之江区)にて、「Japan Mobility Show Kansai 2025 第13回大阪モーターショー」が開催されました。
なかでもトヨタブースでは、ホワイトに身を包んだSUVタイプの「センチュリー(SUV) GRMN スライドドア仕様」が初公開され、大きな注目を集めています。どのようなモデルなのでしょうか。

センチュリーは1967年の誕生以来、日本を代表するショーファーカーとしてエグゼクティブに愛用されてきた特別なモデルです。
現行の3代目は2018年に登場し、伝統的なスタイルを守りながらハイブリッドシステムを採用。さらに2023年にはSUVタイプ(以下、センチュリーSUV)が追加され、全長5205mm×全幅1990mm×全高1805mと圧倒的なサイズと「威風凛然」をテーマにしたデザインで新時代のショーファーカーを目指しています。
そして2025年10月13日には、トヨタが「センチュリー」をレクサスやGR、ダイハツと同様に独立ブランドとして展開することを発表。
続く10月29日の「ジャパンモビリティショー 2025」では、セダンのスポーティモデル「センチュリーGRMN」の市販スタディが公開され、ブランドの新たな方向性が示されました。
GRMNは、TOYOTA GAZOO Racingが展開する最高峰のコンプリートカーに与えられる名称で、これまで「ヴィッツ/ヤリス」や「86」、「マークX」などに設定されてきたハイパフォーマンス仕様を指します。
今回の大阪モーターショーでは、センチュリーSUVの白いGRMN仕様が初公開されました。
会場に登場した一台は、ホワイトのボディに黒基調のアクセントをまとい、従来のセンチュリー像を覆すほどの存在感を放っていました。特徴について、担当者は以下のように話します。
「この車両は今回が初公開となります。特徴として、タイヤやバネ、アブソーバーは専用チューニングを施し、やや硬めのセッティングとしています。
外観ではカーボン製スポイラーを採用し、ドア周りのモールも通常のシルバーではなくブラックを基調にしました。全体として黒を強調した仕立てです」
さらに「GRのマークはグレーで表現しており、これは走りだけでなく、最上位モデルとしての品位を意味しています」と語りました。
また最大の特徴はスライドドアです。正確にはレールを持たない「リンクドア」と呼ばれる新機構で、スライドドアの利便性とデザイン性を両立する画期的な技術です。
担当者も「スライドとヒンジの両方に対応可能ですが、スライドドアのインパクトは大きいと感じています」と強調しました。
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反響について担当者は、「お客様からも『スライドドアがいいね』『インパクトあるね』という声をいただいています。なかには『ブランドの中でどういった立ち位置で売るのか』といったお声もいただいています」と話します。
また販売については「フルオーダーで販売されるモデルであり、販売店を通じて購入いただける流れとして考えています。ベース車は約2700万円ですが、GRMNとしても販売を予定しています」と明かしました。
なお、センチュリーはマイスターが一部の販売店に在籍しており、購入に際しては担当者が取り計らう流れとなっています。販売店の担当者は次のように話していました。
「特別なクルマになりますので、まずは担当者とお話をうかがってから進めていく段取りになります。
大阪モーターショーに展示されていたモデルについては、現段階で『すぐに購入いただけます』と断言はできません。ただ、今後の市販化は十分に考えられると思いますし、動き次第で展開されていくと思われます」
センチュリーSUV GRMNは、ショーファーカーの頂点に立ちながらスポーツ性能と独自の存在感を備えた一台です。大阪モーターショーでの初公開を経て、今後どのような展開を見せるのか大きな注目が集まっています。
Writer: シープロダクション
自動車を中心とした記事制作を手がけている制作ユニット。わかりやすく読みやすい構成を意識し、新車情報やカーライフに役立つ知識まで幅広く発信している。クルマ好きはもちろん、ライトユーザーでも楽しめるコンテンツを心がけている。

























































































