新車151万円! スズキ「“新”軽セダン」がスゴい! レザー調「高級内装」דメーカー初”のアイテム装着! リッター27km走れる最新「ラパン」何が変わった?
スズキの軽セダンとして人気の「アルト ラパン/ラパンLC」が2025年8月に一部改良を受けました。どのようなアップデートが加えられたのでしょうか。
スズキ「“新”ラパン」がスゴい!
スズキは軽セダン「アルト ラパン」および「アルト ラパンLC」(以下、ラパン/ラパンLC)の一部改良モデルを、2025年8月25日に発売しました。
アルト ラパンはアルトをベースとして女性をターゲットにして開発されたクルマで、初代モデルは2002年に登場。初代モデルの派生車種として電動式キャンバストップをもつモデルがあるなど、話題性に富んだクルマでした。

また、2代目モデルや2015年に発売された現行型では、フロントグリルの中央にウサギをモチーフにしたロゴマークを取り入れるなど、かわいさを全面に押し出した貴重なデザインとなっています。
なお、ラパン(LAPIN)とはフランス語で「ウサギ」を意味しており、内外装の各所のモチーフに用いられています。
ボディサイズは全長3395mm×全幅1475mm×全高1525mm、ホイールベースは2460mmです。エンジンは直列3気筒660ccのNA(自然吸気)のみで、今回の一部改良にともない、全グレードがマイルドハイブリッドになりました。
駆動方式はすべてのグレードで2WDとフルタイム4WDが選べ、トランスミッションはCVTのみ。燃費(WLTCモード)は25.2km/L(4WD)~27.3km/L(2WD)と、優れた性能を誇ります。
そのほかの改良点として、デザイン面があげられます。
ラパンはシート表皮とドアトリムクロスをライトブルーとモカブラウンに変更してボディカラーとの統一感を出すとともに、インパネガーニッシュ色をサンセットアイボリー、インパネオーナメント色をブラウン木目調に変更し、優しい世界観を演出しています。
ラパンLCも同様にシート色をアッシュブラウンに、インパネガーニッシュ色をレザー調キャメルに、インパネオーナメント色をブラックヘリンボーン柄にそれぞれ変更。いずれも高級感のある仕立てを実現しています。
外観では、フロントグリルとバンパーのデザインを一新。ラパンでは、新しくホットスタンプグリルという、キラキラ光るようなグリルを採用し、ラパンならではの愛らしさをキープしながら、トレンドを取り入れたスタイリッシュな印象に仕上げられています。
また、ラパンLCは、フロントに「Lapin」の文字エンブレムを初採用したほか、リアのエンブレムのカラーをキャメル色に変更しました。
ボディカラーにおいては、今回新たにルーセントベージュパールメタリックとフォギーブルーパールメタリックを追加。
これによりラパンはモノトーン7色、2トーンルーフ4色の合計11パターン、ラパンLCはモノトーン6色、2トーンルーフ6色の合計12色というラインナップとなっています。
安全機能ではミリ波レーダーと単眼カメラを組み合わせた衝突被害軽減ブレーキ「デュアルセンサー ブレーキサポートII」を標準装備としました。
また、前進・後退ともに対応した低速時ブレーキサポートや、車線逸脱防止機能、そして先行車の発進や信号の切り替わりを教えてくれる「発進お知らせ機能」など最新の予防安全技術を標準装備としたことも、大きな変化といえるでしょう。
ユーティリティでは、緊急時にオペレータサービスが利用できる「スズキコネクト」に対応した他、急速充電に対応したUSB電源ソケット(Type-C、PD[Power Delivery])を2個採用しました。USB電源ソケットの採用は、スズキの国内モデルでは初めてです。
価格(消費税込)は、ラパンが151万4700円から181万8300円、ラパンLCが164万4500円から186万8900円に設定されています。
※ ※ ※
近年、ハイトールワゴンが人気の軽自動車において、セダンは非常に貴重なモデルです。
さらに女性ターゲットに振り切ったモデルという意味でもラパン、およびラパンLCはユニークなモデルといえますが、今回の一部改良で魅力がさらに高まったことでしょう。
Writer: 廣石健悟
1985年長野県生まれ。鉄鋼系物流会社や半導体パッケージメーカーの技術者を経てフリーライターとして独立。19歳で自動車に興味を持って以来、国産車を中心にさまざまな情報収集をしている。これまで乗り継いだ3台のクルマはすべてMT車。4台目となる現在の愛車はマツダ アテンザセダン(6速MT)
















































































