約564万円! トヨタ新「“7人乗り”SUV」登場! パワフルな2.4リッター「ターボ」に高性能“ヨンク”搭載! 全長5m級ボディでハイブリッドもある「ハイランダー」加国モデルとは

トヨタのカナダ法人は2025年11月10日、ミドルサイズSUV「ハイランダー」の2026年モデルを発売しました。北米の定番3列シートSUVは、どのような進化を遂げたのでしょうか。

ハイランダー2026年モデルの進化ポイントは?

 トヨタのカナダ法人は2025年11月10日(現地時間)、ミドルサイズSUV「ハイランダー」および「ハイランダー ハイブリッド」の2026年モデルを発売しました。

トヨタ「ハイランダー」カナダ仕様車
トヨタ「ハイランダー」カナダ仕様車

 ハイランダーは、北米市場を中心に展開される3列シートSUVで、初代は2000年4月のニューヨーク国際オートショーで「ハイランダー」として発表されました。

 日本では同年11月に「クルーガー」としてデビュー。乗用車ベースの快適性とSUVの多用途性を兼ね備え、北米市場で長年にわたり支持されています。

 現行モデルは4代目にあたり、2019年4月のニューヨーク国際オートショーで世界初披露されました。「TNGA-K」プラットフォームを採用し、低重心かつワイドなスタンスを実現。高い操縦安定性と快適な乗り心地を両立しています。

 ボディサイズは全長4951mm×全幅1931mm×全高1730mm、ホイールベースは2850mmです。

 インテリアは、ソフトパッドを多用した上質な空間で、7人乗り(2列目キャプテンシート)と8人乗り(2列目ベンチシート)が設定されています。3列目シートは60/40分割可倒式で、荷室容量は最大2387リットルを確保するなど、優れた使い勝手を誇ります。

 パワートレインは、ガソリン車とハイブリッド車の2種類をラインナップ。ガソリン車は最高出力268馬力・最大トルク419Nmを発生する2.4リッター直列4気筒ターボエンジンに8速ATを組み合わせています。

 ハイブリッド車は、2.5リッター直列4気筒エンジンと2つのモーターを組み合わせ、システム最高出力246馬力を発揮します。

 燃費(複合モード)は約14.9km/Lと優れており、全車に電子制御オンデマンドAWDシステムを搭載します。

 今回の発表では、2026年モデルのグレード構成として、ガソリン車は「XLE」「XSE」「リミテッド」「プラチナム」、ハイブリッド車は「XLE」「リミテッド」「プラチナム」の計7グレードが展開されることが明らかになりました。

 安全装備も充実しており、全車に「トヨタセーフティセンス 2.5」を標準装備。プリクラッシュセーフティやレーントレーシングアシストなど、高度な運転支援機能を提供します。

 また、インフォテインメントシステム「トヨタ マルチメディア」はワイヤレスApple CarPlayおよびAndroid Autoに対応し、利便性を高めています。

 2026年モデルの価格は、ガソリン車の「XLE AWD」が5万1285カナダドル(1カナダドル=110円の為替レートで約564万円)から、ハイブリッド車の「XLE AWD」が5万4485カナダドル(約599万円)からです。すでにカナダのトヨタディーラーで販売が開始されています。

※ ※ ※

 四半世紀にわたり北米のファミリー層を支えてきたハイランダー。2026年モデルでは、熟成されたパワートレインと充実した装備により、その魅力がさらに高まりました。

 日本市場への導入予定はありませんが、「RAV4」と「ランドクルーザー」の中間を埋める3列シートSUVとして、もし導入されれば人気を博しそうな一台です。

【画像】超カッコいい! これがトヨタ新「“7人乗り”SUV」です!(66枚)

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Writer: 佐藤 亨

自動車・交通分野を専門とするフリーライター。自動車系Webメディア編集部での長年の経験と豊富な知識を生かし、幅広いテーマをわかりやすく記事化する。趣味は全国各地のグルメ巡りと、猫を愛でること。

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