軽トラックの定番として長年親しまれてきたスズキ「キャリィ」。

　その大幅刷新モデルに関する先行情報が、2025年11月10日からスズキ公式ホームページ内の専用サイトで公開され、ユーザーから大きな関心が寄せられています。

　キャリィは1961年に初代が誕生して以来、60年以上にわたり日本の軽トラック市場を支えてきたロングセラーモデルです。

　現行型は2013年登場の11代目で、頑丈な構造と高い積載性能を維持しながら、安全性や快適性を高めた設計が特徴となっています。

　なお、標準モデルに加え、室内空間を広げた「スーパーキャリイ」も展開されており、幅広いニーズに応えています。

　ボディサイズは全長3395mm×全幅1475mm×全高1765mmで、最小回転半径は3.6mと取り回しに優れています。

　荷台フロア長は2030mmと長尺物にも対応可能で、室内幅1310mmの広さや乗り降りしやすいドア開口部、安定性を高めたシートなど、実用性を重視した設計が随所に見られます。

　搭載されるR06A型660cc直列3気筒エンジンは最大出力50PSを発揮し、トランスミッションは5速MTと4速ATから選択可能。

　駆動方式はFRとパートタイム4WDが用意され、燃費性能は5速MT車で18.7km／Lを実現しています。

　安全面では「スズキ セーフティサポート」を備え、軽トラックとして高水準の安全性能を誇ります。

　今回の大幅改良では、キャリイ、またスーパーキャリイの両モデルについて、フロントとインテリアデザインを刷新し、安全・快適装備も進化しました。

　まず外観では、角ばったヘッドライトと水平基調のグリルを採用した新しいフロントフェイスが特徴です。従来のキャリィよりも精悍で力強い印象を与え、商用車でありながら存在感を高めています。

　またスーパーキャリイには特別仕様車「スーパーキャリイ Xリミテッド」が新設定され、ブラック化されたバンパーや専用デカールが加わり、タフさを強調しています。

　インテリア面では、ブラック基調で落ち着いた雰囲気を持たせつつ、大画面ナビ対応のセンターコンソールやスマートフォン収納スペース、ドリンクホルダーなどを追加し、快適性を高めています。

　さらに先進安全技術「デュアルセンサーブレーキサポートII（DSBSII）」をはじめとする充実した機能により、より安心して運転できる仕様へと進化しています。

　なお、価格や詳細については未発表となっており、今後の正式発表が待たれます。

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　都内のスズキ販売店スタッフによれば「2026年1月に発表・発売予定で、現状ではカタログはなくリーフレットのみですが、見積もりや注文は可能」とのこと。

　ユーザーからは「フロントフェイスが思った以上にモダン」「かっこいい！」とデザインへの評価の声、また「軽トラックでも最新の安全技術が搭載されるのは心強い」と、安全性能の向上を歓迎する声も寄せられていました。

　すでにSNSではリーフレットを入手したユーザーの投稿も見られ、期待の高まりがうかがえます。価格など詳細は今後公式に発表される見込みで、キャリィがどのように生まれ変わるのか注目が集まります。