警視庁「東京都内“めちゃ”混みます!」 年末年始よりも12月中頃が激混み、なぜ? 21日間で避けるべきはドコ?
年末の都内は「どこも大渋滞」と諦めていませんか。実はデータを見ると、ある日を境に交通量が劇的に変化し、道路状況は“天国と地獄”ほど分かれます。ピーク時は平均の1.8倍も混雑する一方、直後にはガラガラに。渋滞を回避して快適に移動できる「運命の分岐点」を解説します。
都内一般道路の渋滞状況を予測
2025年12月1日に警視庁は、年末年始(12月15日から1月4日)の21日間における都内一般道路の渋滞状況を予測しました。
この渋滞予測は過去の渋滞発生状況に基づいてとりまとめたもので、年末に激しい渋滞の発生が予測されます。

年末年始は、クリスマス(12月24日25日)や12月末の帰省、1月上旬の帰省Uターンラッシュなど移動が多くなる時期です。
そうしたなかで警視庁は、年末年始(12月15日から1月4日)の21日間における都内一般道路の渋滞状況を予測。
公開されたグラフから読み取れる主な傾向は、「12月26日までの激しい混雑」と「12月27日以降の劇的な交通量減少」という動きが見て取れます。

令和6年の平均渋滞長を「100」とした場合、12月15日から26日までの平日は軒並み平均を大きく超えます。特に12月19日や、クリスマス期間の24日・25日は、指数が「180」を超えています。
これはつまり、普段の平日と比べて約1.8倍もの渋滞が発生していることを意味します。
年末の駆け込み需要や物流の増加、さらにはクリスマスに出かけるなどが重なり、都内の道路はまさにパンク状態。この期間に都内を移動する場合は、相当な時間の余裕を持つ必要がありそうです。
また、通常なら空いているはずの土曜日(20日)でも指数は「130」を記録しています。
しかし、そんな「渋滞地獄」も12月26日までとなり、グラフを見ると、26日までは「108」と平均並みの混雑を維持していた数値が、翌27日には「46」に。これは多くの企業が仕事納めを迎えたことが大きな要因といえます。
そして、気になる大晦日の31日から元日にかけては、渋滞指数は「18」まで低下。ピーク時の10分の1程度という、1年でもっとも道路が空いている状況になります。
さらに1月2日以降は初詣や年始の挨拶回りで「40」前後まで数値が戻りますが、それでも平年の半分以下。三が日の都内は移動がしやすいと予想されています。
また警視庁では、特に激しい交通渋滞の発生が予測される路線及び区間も公開しており、以下の日時ならび区間です。
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・12月17日(水曜) 午後6時から午後7時ころ
環八通り 外回り 環八五日市を先頭に世田谷清掃工場前付近まで
・12月18日(木曜) 午前8時から午前9時ころ
目白通り 上り 西落合一を先頭に三軒寺付近まで
・12月18日(木曜) 午後5時から午後6時ころ
環八通り 内回り 環八中の橋を先頭に谷原三付近まで
・12月19日(金曜) 午前8時から午前9時ころ
環八通り 内回り 環八中の橋を先頭に谷原付近まで
・12月19日(金曜) 午前11時から正午ころ
環八通り 内回り 多摩美大前を先頭に環八中の橋付近まで
・12月22日(月曜) 午前8時から午前9時ころ
環八通り 内回り 環八人見街道を先頭に谷原付近まで
・12月22日(月曜) 午後6時から午後7時ころ
環八通り 外回り 四面道を先頭に環八船橋付近まで
・12月24日(水曜) 午後5時から午後6時ころ
環八通り 外回り 環八五日市を先頭に環八東名入口付近まで
・12月25日(木曜) 午後5時から午後6時ころ
環八通り 外回り 環八五日市を先頭に環八東名入口付近まで
・12月25日(木曜) 午後6時から午後7時ころ
環七通り 外回り 大和陸橋を先頭に柿の木坂陸橋付近まで
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また上記予測箇所のほか、集客施設、空港等の周辺において、局所的な渋滞が発生する場合があると、警視庁は注意を呼びかけています。
続けて警視庁は、「渋滞緩和」について、激しい渋滞が予測される日は「出発時刻の変更」、「渋滞区間のう回」、「公共交通機関の利用」の協力も呼びかけています。
Writer: くるまのニュース編集部
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