「夜行バス」不慣れな乗客の「うっかり」が「まさかのトラブル」に!? 注意したい“大迷惑”な「マナー違反」とは

多くの人と“団体行動”する夜行バスでは、「これぐらいは別に構わないだろ……」という油断や配慮の無さが、思わぬトラブルにつながることもありそうです。

せっかくの「夜行バスの旅」が「台無し」になる!?

 年末年始のホリデーシーズンに向け、旅行や帰省などを予定している方も少なくないでしょう。

 目的地への移動手段としては、コスパとタイパを両立できる「夜行バス」への注目度が高まっています。

夜行バス利用者に求められる「マナー」とは[画像はイメージです]
夜行バス利用者に求められる「マナー」とは[画像はイメージです]

 夜行バスという限られた空間では、長時間にわたって多くの人が一緒に過ごすため、ひとりひとりのマナーや周囲への心配りが、その快適性を大きく左右します。

 そして、「これぐらいは別に構わないだろ……」という油断や配慮の無さが、周囲に想像以上のストレスを与え、思わぬトラブルにつながる可能性すらあるのです。

 では、夜行バスを利用する際には、どのようなマナーや心配りが求められるのでしょうか。

 とくに意識しておきたいキーワードは、「匂い」「音」「光」の3つです。

 職場の迷惑行為のひとつとして“スメハラ”が取り沙汰されることもありますが、職場以上に密室で、すぐ隣りに他人が座ることもある夜行バスでは、「匂い」の問題はことさらに大きくなります。

 乗車直前や車内の食事では、匂いのキツイものは避けるのが最低限のエチケットになるでしょう。

 また、「どうせ寝るだけだから……」と、泥酔状態で乗車するのも御法度。本人は気持ちよく眠れるかもしれませんが、酒臭さはもちろん、いつもより大きくなるであろう“いびき”や歯ぎしりなども、周囲に大きなストレスを与えてしまいます。

 喫煙者の場合、とくに出発直前やSAでの休憩時に“一服”した後は、リフレッシャーや口臭ケアアイテムなどを活用して、ヤニ臭さを軽減する配慮をするべきでしょう。

 音と光の問題は、とくにスマホやタブレット、PCの取扱いとリンクします。

 スマホの扱いに関しては、“映画館と同様”と考えると分かりやすいかもしれません。通話を控えるのはもちろんのこと、着信音やバイブレーションもOFFにして、画面の明るさも抑えましょう。

 また、音楽や動画などを楽しむ際には、イヤホンやヘッドホンからの音漏れにも注意が必要です。

 そして、PCのタイピング音は、仕事などに集中している本人は自覚症状が無いかもしれませんが、周囲には大きなストレスを与えていることがあります。

 その他、走行中には、シートベルトの着用が法令によって義務付けられています。もちろん、シートのリクライニングを倒す際には、後ろの人に一声かけて、お互いが気持ちよく利用できるように配慮しましょう。

※ ※ ※

 こうして列記していくと、なんだか面倒くさそうにも思えてきますが、深夜の高速道路を疾走する夜行バスには、そこでしか体験できない移動の魅力もあります。

 もちろん、終わりの見えない物価高への生活防衛策としても、大いに利用価値があるでしょう。

 ひとりひとりが周囲への思いやりを持ちながら、夜行バスならではの“非日常の旅”を楽しんでみてはいかがでしょう。

【画像】「えええええっ…!」これが夜行バスにある「謎の小部屋」の正体です! 画像で見る(30枚以上)

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Writer: のぐち まさひろ

ゴルフとサウナと愛犬のチョコをこよなく愛するライター&ディレクター。20年ほど従事したクルマ系メディアの編集者からフリーランスになり、これから何をしていこうか色々と妄想中。SAJスキー検定1級/国内A級ライセンス/サウナスパ健康アドバイザー所持。ホームコースは「南総カントリークラブ」で、オフィシャルハンデは「7.1」。

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