約409万円! ホンダ“新”「ステップワゴン」登場へ!? “30年目”の「ちょうどいいミニバン」に新モデル! 専用デザイン採用の「30周年記念車」どんなモデルに?

2025年5月に一部改良がおこなわれたばかりのホンダ「ステップワゴン」ですが、まもなく生誕30周年を記念した新たな特別仕様車が追加されるようです。いったい、どのようなモデルなのでしょうか。

新ステップワゴン登場へ!?

 2025年5月に一部改良がおこなわれたばかりのホンダ「ステップワゴン」ですが、まもなく生誕30周年を記念した新たな特別仕様車が追加されるとの噂があります。真実なのでしょうか、販売店に聞いてみました。

新ステップワゴン登場へ!?
新ステップワゴン登場へ!?

 ステップワゴンは1996年の初代モデル登場以来、ファミリー層を中心に支持され続けてきたロングセラーモデルです。

 現行の6代目ステップワゴンは、2022年に登場しました。ボディサイズは全長4800mm×全幅1750mm×全高1840mmで、ホイールベースは2890mmです。乗車定員は7名もしくは8名です。

 スタイルは「エアー」と「スパーダ」の2タイプに大別され、前者はシンプルで親しみやすい外観と温かみのある内装を特徴とし、後者はワイドで力強いフロントグリルなどを備えたエアロ仕様で、重厚感のある佇まいが与えられています。

 パワートレインは、1.5リッター直噴VTECターボエンジンを搭載したガソリン車と、2モーターのハイブリッドシステム「e:HEV」を搭載したハイブリッド車の2種類。ガソリン車にはFFと4WDを、ハイブリッド車にはFFを設定しています。

 直近では、2025年5月15日に一部改良モデルが登場しています。

 このとき、新グレードとして「エアーEX」および「スパーダ プレミアムライン ブラックエディション」が追加されました。

 「エアーEX」は、シンプルで親しみやすいデザインが特徴の「エアー」に対して、1列目シートヒーターや2列目オットマン、パワーテールゲートといった装備をくわえた上級グレード。

 「スパーダ プレミアムライン ブラックエディション」は、最上級グレードである「スパーダ プレミアムライン」をベースに、ブラック加飾がほどこされたフロントグリルガーニッシュやアルミホイールなどが備わり、より一層洗練された個性を表現しました。

 一方、2025年度上半期の新車販売台数ランキングでは乗用車全体の16位となっており、ライバルであるトヨタ「ヴォクシー」(8位)、「ノア」(9位)、日産「セレナ」(12位)の後塵を拝しています。

 あるホンダ販売店関係者は、ステップワゴンの販売状況について次のように話します。

「正直なところ、ステップワゴンは決して好調とは言えません。

 お客様の声を聞くと、ライバルと比べてやや割高である点がネックとなっているようです。

 また、2024年7月に登場した(コンパクトミニバンの)『フリード』の影響もあると思います。

 フリードは、ステップワゴンよりもコンパクトであることから取り回しに優れ、価格も控えめです。

 それでいて機能面ではステップワゴンと同等であることから、両車を比較した結果、フリードを選ばれるお客様が少なくありません。

 そういう意味では、ステップワゴンはやや中途半端な立ち位置となっているのかもしれません」

新モデルどんなクルマになる?

 そんなステップワゴンは、2026年に生誕30周年を迎えます。

 2025年12月にはそれを記念した特別仕様車が登場するといいますが、いったいどのようなモデルなのでしょうか。

 前出のあるホンダ販売店担当者は次のように話します。

「ホンダからの現在公式なアナウンスはありませんが、ステップワゴンに生誕30周年を記念した特別仕様車が追加されるのは事実です。

 発売は2025年12月19日と聞いています。

 特別仕様車は『エアーEX』と『スパーダ』のそれぞれに設定されますが、どちらもハイブリッド車の7人乗り仕様のみです。

 ベースモデルとの違いは、専用エンブレムや30周年記念シートタグなどにくわえ、マルチビューカメラやアダプティブLEDヘッドライトシステム、2列目シートヒーター、LEDルームランプなどが標準装備となる点です。

 それ以外の部分、たとえばボディカラーや安全装備などについては、ベースモデルから変化はありません。

 価格(消費税込み)は『エアーEX』がベースのものが409万8600円、『スパーダ』がベースのものが415万9000円です。

 ベースモデルから約15万円アップですが、装備の内容を考えるとお買い得かと思います。

 また、納期も比較的早く、2025年度内にはお届けできる見込みです」

※ ※ ※

 1996年に登場した初代ステップワゴンは、圧倒的な室内空間の広さが多くのユーザーの心をつかみ、国内市場にミニバンブームが巻き起こるきっかけとなりました。

 そこからおよそ30年、ステップワゴンは6代目へと進化を果たし、ミニバンを取り巻く環境も大きく変化しました。

 新たに登場する特別仕様車がステップワゴン復権の立役者となるのか、注目が集まります。

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Writer: Peacock Blue K.K.

東京・渋谷を拠点とするオンライン・ニュース・エージェンシー。インターネット・ユーザーの興味関心をひくライトな記事を中心に、独自の取材ネットワークを活用した新車スクープ記事、ビジネスコラム、海外現地取材記事など、年間約5000本のコンテンツを配信中。2017年創業。

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