スズキ斬新「“3列”観音開きミニバン」に反響殺到! 全長4.2m×全幅1.7mの“ちょうどいい仕様”に「絶対に欲しい」「需要にドンピシャ」の声も! “めちゃ広ッ車内空間”もイイ「エアトライサー」に熱視線!
2025年秋の国内新車市場でコンパクトミニバンが依然として高い人気を誇っているなか、2015年の「東京モーターショー」で登場したスズキ「エアトライサー」は、現代のニーズにも通じる先進的な発想を示していました。その仕様にネット上では多くの反響が集まっています。
先進性と現実性を両立した仕様がイイ
2025年秋の国内新車市場を見渡すと、トヨタ「シエンタ」やホンダ「フリード」といったコンパクトミニバンが依然として高い人気を保っており、11月の販売ランキングでも上位を占めています。
都市部の渋滞や駐車事情を踏まえると、扱いやすいサイズと多用途性を両立したコンパクトミニバンは、世帯構成の変化やテレワーク普及後の生活スタイルとも相性が良く、まさに“時代が求めるクルマ”として再評価されているように感じます。
電動化の波や自動運転技術の進化が話題を集める中でも、このカテゴリーの存在感は揺るぎません。
こうした市場動向を眺めていると、2015年の東京モーターショーで披露されたスズキのコンセプトカー「エアトライサー」が、なぜ今になっても語り継がれるのか、その理由が自然と見えてきます。
発表から10年が経過した現在でも、そのコンセプトはまったく古びていないどころか、むしろ現代の価値観に寄り添っており、ネット上でも反響が集まっています。

エアトライサーは全長4200mm×全幅1695mm×全高1815mmという、まさに日本の道路環境に適した5ナンバーサイズでまとめられていました。
外観はスクエアなボディにウォームシルバーと赤のツートンを組み合わせ、近未来的でありながら親しみやすい独自の存在感を放っていました。
当時のコンセプトカーにありがちな“現実離れしたデザイン”ではなく、明日にでも街で見かけそうな実用性を備えていた点も、ファンが多い理由のひとつでしょう。
何より印象的だったのは、スズキが掲げた「どこでも持ち運べるプライベートラウンジ」という大胆な発想です。
車内には可変性に優れた3列シートが配置され、2列目はレール上を自在に移動でき、角度も調整可能でした。
これにより、対面式の空間を作ることも、コの字型にしてリビングのように使うこともでき、移動そのものを“くつろぎの時間”へ変える工夫が詰め込まれていました。
大型ディスプレイやガラスルーフ、Bピラーレスの観音開きスライドドアなど、乗っても眺めても楽しい仕掛けが盛り込まれており、まさに未来のミニバン像を提示した一台だったといえます。
パワートレインも1.4リッターのデュアルジェットエンジンとハイブリッドシステム、さらに5速AGSと電子制御4WD「ALLGRIP」を組み合わせるなど、コンセプトカーとは思えないほど現実的で、都市部からアウトドアまでを幅広くカバーする設計でした。
いまアウトドア人気が再燃し、SUVやクロスオーバーに注目が集まる中で、こうした多用途性はむしろ現在の市場にこそフィットしているといえるかもしれません。
残念ながらエアトライサーが市販化されることはありませんでしたが、生活空間がクルマへと広がりつつある2020年代半ばのライフスタイルを思えば、その理念は極めて先見的だったと言えます。
特にコロナ禍以降は“移動するプライベート空間”への関心が高まり、2025年に入ってもシートアレンジの自由度を重視したモデルが安定した人気を維持しています。エアトライサーの提案は、結果的に現代の需要を見事に先取りしていたのです。
ネット上でも、最近になって再びエアトライサーへの言及を目にする機会が増えました。「こんなクルマが今売られていたら絶対に欲しい」「当時も良かったけど、今見るともっと魅力的に感じる」「スズキらしい遊び心が詰まっている」「ミニバンの新しい基準になれたと思う」「室内の自由度が現行モデルにも負けていない」「市販化しなかったのが本当に惜しい」「今の需要にドンピシャじゃないか」といった声が並び、当時を知らない若い世代からも注目を集めています。
エアトライサーが描いた未来は、今になってリアルな価値として浮かび上がりつつあります。
もしこのコンセプトが現代の技術と組み合わさって再び姿を現す日が来れば、コンパクトミニバン市場に新たな風を吹き込むことは間違いないでしょう。
Writer: くるまのニュース編集部
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