13年ぶり復活! ホンダ新型「ステップワゴン」発表! カクカクボディ&便利な「スライドドア」採用! 2リッターエンジン搭載の「スパーダ」泰国に登場へ
ホンダのタイ法人が、新たに「ステップワゴン」の再導入を発表しました。日本からの正規輸入の新型モデルとして復活します。はたしてどのような仕様で導入されるのでしょうか。
13年ぶり復活!「ステップワゴン スパーダ」!
ホンダのタイ法人(ホンダオートモービル・タイランド)は2025年11月11日(現地時間)、日本から正規輸入する「ステップワゴン(STEP WGN) e:HEV」の予約受付を開始すると発表しました。

ホンダ「ステップワゴン」は、ホンダを代表するミドルサイズミニバンです。1996年にデビューした初代モデルは「家族みんなが自由に楽しめる」をコンセプトに開発され、乗用車専用設計のミニバンとして大ヒットを記録しました。
現行モデルは2022年に登場した6代目で、「#素敵な暮らし」をグランドコンセプトに掲げています。最大の特徴は、ホンダの国内販売モデルとして史上最大の室内空間を実現している点です。
どの席からも開放感を感じられる視界や、車酔いをしにくくする水平基調のデザインを採用しています。2列目シートのロングスライドや、3列目シートの床下収納(マジックシート)など、多彩なシートアレンジも魅力です。
現在、ステップワゴンは日本と同じ左側通行の香港やマカオへ正規輸出されていますが、東南アジア地域(左側通行の国)では並行輸入車としても広く流通しています。
今回のタイ市場への投入は、現地ユーザーにとって待望の正規導入として大きな注目を集めるニュースとなりました。なお、タイでは13年ぶりのステップワゴン復活となります。
導入されるモデルは「ステップワゴン e:HEV スパーダ(SPADA)」です。2.0リッターエンジンと2モーターのハイブリッドシステム「e:HEV」を組み合わせ、力強さと低燃費を両立します。
インテリアには、合成皮革の「プライムスムース」と、撥水・撥油機能を持つ「ファブテック」を採用したシートを装備。2列目にはオットマン付きキャプテンシートを採用し、日本仕様と同様に快適性を重視した上級装備が標準で備わっています。
快適装備も充実しており、両側パワースライドドアに加え、パワーテールゲートを装備します。トリプルゾーンオートエアコン(プラズマクラスター付き)やエレクトリックギアセレクターなど、日本仕様の上級グレードと同等のパッケージとなっています。
運転席には10.2インチのTFTデジタルメーターを装備。安全面では先進運転支援システム「ホンダセンシング」や、コーナリング時に視界を補助するアクティブコーナリングライトも搭載されます。
タイでの正式な発売日や価格などの詳細は、後日発表される予定です。
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タイ市場におけるステップワゴンの復活は、現地のホンダファンやファミリー層からの強い要望に応えるものです。日本製ならではの高品質と充実した装備、そしてe:HEVによる優れた環境性能は、タイのミニバン市場でも高い競争力を発揮すると見込まれます。
また、並行輸入が主流の東南アジアにおいて、正規ディーラーのサポート付きで乗れる日本製ミニバンとして、その価格設定にも注目が集まります。
Writer: 佐藤 亨
自動車・交通分野を専門とするフリーライター。自動車系Webメディア編集部での長年の経験と豊富な知識を生かし、幅広いテーマをわかりやすく記事化する。趣味は全国各地のグルメ巡りと、猫を愛でること。
























































