トヨタ斬新「3列ミニバン“GR仕様”」がスゴイ! 「GRロゴ」付属の“専用エクステリア”&ホイールもイイ! 「豪華な最上級モデル」が“走行性能アップ”! 「ヴェルファイア」純正カスタムって?
トヨタの「アルファード」と並び最上級ミニバンに位置する「ヴェルファイア」ですが、さらに魅力を向上させるGRパーツ仕様モデルも登場しています。一体どのようなクルマなのでしょうか。
GR仕様で魅せるスポーティ×上質のハイブリッド
2025年現在、トヨタ「ヴェルファイア」は、アルファードと並んで同社の最上級ミニバンとして君臨し、同時に国内における高級ミニバン市場を牽引しています。
2023年6月に発売された3代目モデルでは、3列シートによる6人または7人乗りのシートレイアウトを配し、快適性と利便性がさらに向上しました。
同時に、トヨタのモータースポーツブランド「TOYOTA GAZOO Racing」が手掛けるカスタマイズパーツ「GRパーツ」も発売され、スポーツマインドと機能美が融合したヴェルファイアの魅力をより一層引き立てています。

ヴェルファイアは、2008年5月に初代モデルが登場して以来、アルファードの兄弟車として多くのユーザーに支持されてきました。
車名は、英語の“Velvet=物静か”と“Fire=情熱”を組み合わせた造語で、「クールな情熱を持つクルマ」という意味が込められています。
鋭角的なデザインによるアグレッシブさに加え、スポーティで洗練された上質さを併せ持つ点が大きな魅力です。
現行モデルのヴェルファイアをさらにスタイリッシュに仕上げるのが「GRパーツ」です。
GRパーツは、モータースポーツで培った知見やデータを活用し、単なる性能向上にとどまらず、日常での走行の楽しさや快適性を高めることを目的に開発されたカスタムパーツです。
ヴェルファイア専用のGRパーツにはいくつか種類があります。まず「GRエアロパーツセット」は、GRフロントスポイラー、GRサイドスカート、GRリアスポイラーとGRドレスアップマフラーで構成され、塗装済みセット価格(消費税込み、以下同)は42万3500円です。
フロントスポイラーはフォグランプ下の水平部やコーナー部をカナード形状にすることで、フロントの浮き上がりを抑え、左右に揺さぶられる振動を低減して乗り心地を向上させます。
サイドスカートはブラックアウト上部を翼型に近づけることで車両全体の浮き上がりを抑え、下面の造形によりロールの抑制と床下の空気の流れを改善します。
リアバンパースポイラーとドレスアップマフラーは、サイドスカートから続く水平部がリヤの浮き上がりを抑制するとともに、リア中央の垂直フィンが意図しない揺れを低減し、全席で安定した走行を実現します。
また「GRパフォーマンスパッケージ」は、GRパフォーマンスダンパーセット、室内用GRパフォーマンスダンパーセット、GRドアスタビライザー&GRブレースセットで構成され、セット価格は25万800円から29万7000円です。
車種専用設計のGRパフォーマンスダンパーセットは、走行中の振動や騒音を抑えることで快適性と高速走行時の安定性を両立し、上質な走りを実現します。
室内用ダンパーセットはシート下に取り付ける設計で、前席だけでなく後席でも振動や騒音を軽減し、快適な乗り心地を提供します。
さらに、GRドアスタビライザーとブレースセットを装着すると、ステアリング操作に対する車両の反応が向上し、スムーズで正確な応答性と上質な乗り心地を同時に実現できます。
通常のヴェルファイアでは物足りない方や、日常の運転でもさらに快適性や走行性能を求めたい方には、GRパーツの装着がおすすめです。
今回紹介したセットのほかにも、GR20インチ鋳造アルミホイール&タイヤセットや、トヨタ純正用品としての各種GRパーツが用意されています。
Writer: 紫苑玲
栃木県在住。新車、軽貨物、車の中古買取相場、テック、金相場などのジャンルで記事を執筆するフリーランスライター。ドライブが趣味。SUVとスポーツカーの2台を使い分け中。自宅前が登山道のため、緊張感がある車生活を送っている。
























