1500万円超え!? 日産が「新たな3列・最高級SUV」発売へ! 「ランクル」より大きい全長5.3mボディ×高性能「V6TT&4WD」搭載! 日産“渾身の1台”「パトロール」日本仕様はどうなる

価格は1500万円超え? 「NISMO」仕様も可能性は

 気になる日本仕様ですが、2026年に市場調査を行い、仕様を決めるとしています。

 日産のフラッグシップモデルの役目に加え、日本の道路事情を鑑みても、ニーズが限定されるだろうとの判断から、豪華仕様の1本立てとなる可能性が大きそうです。

豪華さと先進性を兼ね備えた独自インテリアにも注目!
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 V6ツインターボの最上級グレードをベースに、日本に最適な装備が組み合わされる可能性も大。その際の価格は1500万円越えあたりではないかとのことでした。

 もちろんニーズが感じられれば、少し仕様が増えるかもしれませんが、それでもエントリー価格が1000万円越えとなるのは、確実なようです。

 また最大の関心事ともいえる名称ですが、これはグローバルネームの「パトロール」が採用される見込み。

 担当者によれば、「サファリの名も伝統がありますが、こちらはよりクロカンのイメージが強いため、高級志向とグローバルモデルであることを示すべく、パトロール名となる予定です」とのこと。

 エスピノーサ社長も、パトロールの名が気に入っていることも少し影響しているようです。

 販売は2027年上半期のできるだけ早いタイミングとされ、製造は海外向け同様に、福岡県にある日産車体九州にて手掛けられるそうです。

 ちなみに同工場では、「エルグランド」や「キャラバン」、さらにパトロールシリーズと姉妹関係にある「アルマーダ」やインフィニティ「QX80」も手掛ける大型高級車を得意とする工場となっています。

 日本製なので、人気や市場の状況を見て、より細やかな対応が期待できそうです。現時点では導入の可能性が低いパトロールNISMOも、ひょっとするかもしれません。

 日本の高級SUVに新たな選択肢が加わることは歓迎するところで、後は一日も早い導入を待ち望むばかりです。

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Writer: 大音安弘(自動車ライター)

1980年生まれ。埼玉県出身。クルマ好きが高じて、エンジニアから自動車雑誌編集者へ。その後、フリーランスになり、現在は自動車雑誌やウェブを中心に活動中。主な活動媒体に『ナビカーズ』『オートカーデジタル』『オープナーズ』『日経トレンディネット』など。歴代の愛車は全てMT車という大のMT好き。

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