2リッターターボ搭載で「272馬力」! 新「“四駆”SUV」発表! 全長4.3m級のショートボディに「レトロ」顔&特別な「グリーン」採用! “2ドア”仕様のジープ「ラングラー ルビコン」登場
ジープの本格オフロードモデル「ラングラー ルビコン」に、ショートボディの2ドア仕様を採用した限定車が登場しました。特別なミリタリーグリーンをまとい、150台限定で発売されるこの一台は、どのような仕様なのでしょうか。
150台限定で特別色をまとう2ドアルビコンが登場
ステランティスジャパンは2025年10月29日、ジープの本格オフロードモデル「ラングラー ルビコン」に、ショートボディの2ドア仕様の限定車を発表しました。

ルビコンは、ジープのラインナップの中でも最も高いオフロード性能を誇るモデルです。その名は、世界で最も過酷な山道といわれる「ルビコントレイル」を走破することを目指して開発されたことに由来し、日常走行から本格的な冒険まで対応する走破性能を持ちます。
今回登場した限定車は、このルビコンをベースに2ドア仕様を採用したことが最大の特徴です。ショートホイールベース化により取り回し性が大幅に向上し、最小回転半径は5.3mと、市街地でも扱いやすい一台に仕上がっています。
また、第二次世界大戦時に活躍した「Willys MB」を彷彿とさせるシルエットがより強調され、ジープのヘリテージを感じさせる佇まいに仕上がりました。
ボディサイズは全長4320mm×全幅1930mm×全高1840mm、ホイールベースは2460mmで、乗車定員は4名。コンパクトさと堅牢さを兼ね備えた本格派のショートボディモデルとなっています。
パワートレインには、最高出力272馬力・最大トルク400Nmを発生する2リッター直列4気筒ターボエンジンを採用し、8速ATと組み合わせることでオンロード・オフロードの両方で余裕の走りを実現します。
限定車最大の注目ポイントが、特別なボディカラー「’41(フォーティーワン)」のミリタリーグリーンを採用した点です。ジープブランド誕生の年である1941年に由来するこの特別色は、2025年9月に発売された「ラングラー アンリミテッド スポーツ ’41 エディション」でも話題となった人気カラーで、2ドアルビコンでは今回が初採用となります。
走破性能を支える装備ももちろん充実しています。「ロックトラック フルタイム 4X4 システム」は4.1の低レンジギア比を備え、スイッチ操作で前後ディファレンシャルをロックし、4輪へ均等に駆動力を配分。さらに「電子制御式スウェイバーディスコネクト」により、悪路走行時にはサスペンション可動域を最大化し、高い接地性を発揮します。
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車両価格(消費税込)は854万円で、全国150台の限定販売となります。すでに販売はスタートしており、購入者にはジープロゴ入りの75Lラージコンテナボックスが特典としてプレゼントされます。
今回の限定車は、ラングラーシリーズの中でも最も高い走破性を誇るルビコンに、伝統的な2ドアボディとヘリテージカラーを組み合わせた“特別な一台”です。街中での扱いやすさと本格オフロード性能の両立という強みを備えたことから、150台の販売枠は早期完売となる可能性が高いと言えるでしょう。
Writer: 佐藤 亨
自動車・交通分野を専門とするフリーライター。自動車系Webメディア編集部での長年の経験と豊富な知識を生かし、幅広いテーマをわかりやすく記事化する。趣味は全国各地のグルメ巡りと、猫を愛でること。





























































