ダイハツ「全面ウッド内装の“軽トラ”」がスゴい! 全長3.4m級「ちいさいサイズ」で「2人寝られる」!? ヒノキ香るハイゼットトラック「ミシマダイハツ“クオッカ”」福岡で実車公開
ミシマダイハツは「ハイゼットトラック パネルバン」をベースにしたオリジナル軽キャンパー「クオッカ japandi」を「福岡キャンピングカーショー2025」で実車展示しました。
北欧テイストの軽キャンパーに注目!
ミシマダイハツ(静岡県三島市)は、2025年11月8日から9日までマリンメッセ福岡(福岡市博多区)で行われたキャンピングカーイベント「福岡キャンピングカーショー2025」にブースを出展。
会場では「ハイゼットトラック パネルバン」をベースにした「クオッカ japandi(ジャパンディ)」を実車展示しました。

ミシマダイハツは、戦後すぐに営業を開始してから現在までダイハツ車の販売・整備を行うほか、2010年からは中古車展示場とキャンピングカー展示場を新設し、営業の幅を広げています。
同社のオリジナル軽キャンパーであるクオッカは、オーストラリアのロットネスト島に生息する人懐っこい生物「クオッカ」からその名が取られています。ベースになっているのはダイハツが展開する商用車「ハイゼットトラック パネルバン」です。
ボディサイズは全長3395mm×全幅1470mm×全高1940mm。エクステリアはグリーンがかったグレーのアースカラー塗装(オプション)で、キャンピングカーらしさを打ち出しています。
インテリアは、荷台部分が大きく変化しています。
クオッカシリーズは、地元・静岡県産の富士ひのきを壁や屋根まで全面採用し、まるでログハウスのようなリアルウッド内装を特徴とします。
また個別に分割できるウッド家具「トランスフォーメーションボックス」を備え、ベッドや収納、屋外に出してテーブルや椅子代わりに使用するなど、さまざまな使い方が楽しめるのも魅力です。
そんなシリーズの第3弾となる“クオッカ ジャパンディ”は、和と北欧テイストをミックスさせた室内に進化させました。
他モデル同様の富士ひのき内装をベースに、壁と天井の下地には木チップやパルプを使用して結露やカビの発生を抑えるという壁紙と、ほたての貝殻を砕き練り混んだ漆喰ペイントを使用しています。
漆喰特有の風合いとともに調湿・消臭効果も得られるといい、室内での快適度がさらに高められました。
またトランスフォーメーションボックスに代わりスライド式ベッドを新採用。通常時はソファとして使ったりとこちらもアレンジ可能としました。操作には強い力もいらないので、女性や子どもでも扱いやすくなっています。
ベッドマットも薄手ながら弾力や反発に優れたファイアーマットを使用するなど、寝心地にもこだわったといいます。
またソファの対面には、クオッカ初のシンクをオプションで設置可能としています。
全体にシンプルですが、とても使いやすそうなデザインです。
このほかクオッカ ジャパンディは、サブバッテリーや走行充電システム、LED照明、DC・USBコンセントなどを装備します。
パワートレインはベース車同様に660ccの直列3気筒ガソリン自然吸気エンジンで、駆動方式は2WDとパートタイム4WDが選べ、CVTのほか5速MTの設定も可能です。
さらに展示車には、12Vクーラー、吸排気ベンチレーター、FFヒーター、そして運転席・助手席のRECAROシートなど、オプション装備もフルに搭載。価格(消費税込み)は543万3600円と提示されていました。
※ ※ ※
北欧家具を思わせるテイストのクオッカ ジャパンディ。会場のスタッフにこだわりを聞くと、漆喰ペイントとスライドベッドを挙げておられました。
またインテリアを見た女性ユーザーから「カワイイ」「優しい」といった意見を多く集めるなど、常に高い評判を集めているそうです。
Writer: 鈴木伊玖馬
愛知県生まれ。飛行機が好きで航空博物館などを取材するうち、自動車関係の記事や取材も手がけるようになる。ホンダ「シビック Type R」のようなホットハッチが好み。









































































