スズキ「“新”ネイキッド」モデルに熱視線! 最新モデル「GSX-8T/GSX-8TT」どんなモデル? 国内導入はいつ頃?
二つのモデルの個性と開発者のこだわり
これらの新型バイクについて、スズキの担当者は次のように話します。

「GSX-8T/8TTは日本市場を意識し、日本人に好まれるクラシカルな丸型ヘッドランプを採用しました。国内でも『スタイリングがかっこいい』という反響をいただいています。
また、このモデルは過去のリバイバルではなく、スズキのDNAを現代的に表現した新しいネオレトロモデルです。1970年代の雰囲気を感じさせながらも、今の時代のバイクとして仕上げています。
両モデルの棲み分けについては、GSX-8Tがタックロールシートを備えたネイキッドスタイルで風を感じて走りたい人向けに。
対してGSX-8TTは小型カウルやレーシーなシート形状を採用し、ウインドプロテクションを求める人に適しています」。
さらに、細かい部分の設計にもこだわったと担当者は話します。
「ヘッドランプは、バイクをバンクさせた際にも照射範囲が途切れないよう光の広がり方を工夫して設計し、バーエンドミラーも視認性を確保するため、形状やステー位置を細かく調整しています。
この調整により、バーエンドミラーのステーが視界に入らないので前方の視界がオープンになり、ライダーが自由や楽しさを感じられるように仕上げました。
くわえて、タンク形状もニーグリップしやすく見直しており、シート幅の拡大によりゆったりとしたポジションを実現し、快適性と自由なライディング感覚を追求した設計です。
そのほか、外装パーツにも細部までこだわり、マフラーカバーにはステンレス素材を採用し、エンジンやカバーはブラックで統一。ガレージに置いたときに所有する喜びを感じてほしいと思い、時代を超えた“タイムレス”な存在としてデザインしています。
スタイルだけでなく性能面も重視し、GSX-8Sから受け継いだエンジンによって低速で流しても楽しめ、回せば力強い加速を発揮する特性を持つよう、安心安全に乗れるバイクを目指して開発しました。
今のところ、明確な導入時期は発表できませんが、近い将来の発売を見据えています。欧州仕様とほぼ同じ設定で日本市場に導入する予定です」。
一方で、同担当者は「ライバルはヤマハ『XSR700』のようなミドルクラスのネオレトロモデルを想定しています」と言いつつも、「各メーカーと一緒に二輪業界を盛り上げたいという思いで開発しています」とのことです。
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GSX-8T/GSX-8TTは、クラシカルなデザインと現代的な装備を組み合わせた新世代のネオレトロモデルとして注目されています。
日本での正式発表と発売時期に関する今後の動向に注目したいところです。
Writer: Peacock Blue K.K.
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