6速MTのみで618万円! ホンダ「高性能4ドアスポーツカー」当初注文“殺到”&即・受注停止 今は買える? 「新レーシングブラックPKG」追加の「シビック タイプR」最新の動向は?

長らく受注停止となっていたホンダの4ドアスポーツカー「シビックタイプR」の「レーシングブラックパッケージ」。最新の納期などはどうなっているのでしょうか。

9月に注文が開始されたもののすでに「受注停止」の店舗も

 2025年9月に受注が再開されたホンダ「シビックタイプR レーシング ブラック パッケージ」。まだ注文は可能なのでしょうか。

 最新の納期についてホンダディーラーに問い合わせてみました。

ホンダ「シビック TYPE R RACING BLACK Package」
ホンダ「シビック TYPE R RACING BLACK Package」

 初代「シビックタイプR」(EK9)がデビューしたのは1997年8月。ホンダの高性能バージョンである「タイプR」の名称と“赤バッジ”が物語る通り、ベーシックな「シビック」を走りの“本気仕様”にしたモデルです。

 現行モデル(FL5)は2022年9月にフルモデルチェンジした6代目にあたり、「速さ」と官能に響く「ドライビングプレジャー」が両立する究極のピュアスポーツ性能を目指して開発されています。

 大型ウイングや3本出しマフラーなどの専用装備をはじめ、シビックタイプR専用のデータロガー「Honda LogR(ホンダ ログアール)」を搭載し、クルマの機械的な情報などをリアルタイムにドライバーへ伝える機能を装備します。

 ボディサイズは全長4595mm×全幅1890mm×全高1405mm、ホイールベースは2735mmです。

 車両重量はなんと1430kgと、現代のクルマとしては実に軽量な部類といえるのではないでしょうか。

 搭載されるエンジンは、先代と同一の2リッター直列4気筒VTECターボ「K20C型」エンジンですが、先代よりも出力を向上させており、歴代シビックタイプR最強となる最高出力330馬力・最大トルク420Nmを発揮。これに6速MTを組み合わせ、前輪を駆動します。

 2025年1月10日には新パッケージとなる「レーシングブラックパッケージ(以下レーシングブラックPKG)」を発表、1月23日より発売しました。

 このモデルのハイライトはインテリアにあります。

 室内全体を黒で統一し、ダッシュボードにブラックの上質なスエード表皮を採用するほか、ブラックでコーディネートしたインテリアパーツを多く配置し、光の反射ノイズを徹底的に抑制しています。

 シビックタイプR レーシングブラックPKGの車両本体価格(消費税込)は617万9800円です。

 こちらのモデルですがいちど受注停止となり、同年9月より再開しています。ちなみに、通常のシビックタイプRの方は発売直後に注文殺到し、受注停止のままです。

 レーシングブラックPKGの受注再開からおよそ2ヶ月、最新の納期について、10月下旬に首都圏にあるホンダディーラーに問い合わせてみました。

「実は…10月の3連休のタイミングでご注文が相次ぎまして、当店では受け付け終了となってしまいました。

 ご家族に秘密で契約して、結果的に奥さまなどの理解が得られず、泣く泣くキャンセル…など、やむを得ない状況で枠が空くことが稀にあります。

『どうしてもシビックタイプRを手に入れたい』としたら、キャンセル待ちにエントリーしていただければお声掛けする機会があるかもしれません」

 また、別のホンダディーラーにも問い合わせてみました。

「当店ではすでに受注停止となっております。高額なモデルですし、趣味性の高いクルマだけに、店舗によっては受注枠が残っているところがあるかもしれません。

(こう言ってはナンですが…と前置きしたうえで)片っ端から電話で問い合わせてみることで、まだチャンスがあるかもしれません。この『受注枠』も日に日に状況が変わります。

 タッチの差で枠が埋まってしまう可能性もあるので、気になっているとしたら思い切ってお問い合わせいただくことをお勧めいたします」

 屈指の人気モデルだけに、今も争奪戦が繰り広げられているようです。

 シビックタイプRの新車がいつまで手に入るのかは誰にも分かりませんが、あっという間に打ち止めになることもゼロではありません。

 もし迷っていたら、文字どおり「片っ端から電話で問い合わせてみる」ことで道が開けるかもしれません。

【画像】超カッコイイ! これがホンダ「“黒い”シビック タイプR」です!(53枚)

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Writer: 松村透

株式会社キズナノート代表取締役。エディター/ライター/ディレクター/プランナー。
輸入車の取扱説明書制作を経て、2006年にベストモータリング/ホットバージョン公式サイトリニューアルを担当後、2013年に独立。フリーランスを経て株式会社キズナノートを設立。現在に至る。
2016年3月〜トヨタ GAZOO愛車広場連載中。ベストカー/ベストカーWeb/WebCARTOP他、外車王SOKEN/旧車王ヒストリア編集長を兼務する。

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