トヨタ「新型カローラ」まもなく発表!? 精悍「一文字ライト」の“コンセプト”世界初公開で注目! 超大胆デザインで「全面刷新」2026年度に正式発売か
トヨタ「カローラ」がついにバッテリーEVを設定するようです。「ジャパンモビリティショー2025」で披露された「カローラコンセプト」は、先進デザインと電動化技術を融合させた“次の時代の国民車”として会場を沸かせました。
超大胆デザインを「2026年度に市販化」の衝撃
半世紀以上にわたって人々の暮らしを支えてきた“国民車”のトヨタ「カローラ」が、大きな転換点を迎えました。
2025年10月の「ジャパンモビリティショー(JMS)2025」で世界初公開された「カローラコンセプト」は、デザインも中身もまさに“新時代”でした。

世界累計販売台数5000万台(2021年時点)超を誇る、トヨタを代表するグローバルモデルのカローラ。
1966年に初代モデルが誕生して以来、12世代にわたって世界140か国以上で製造・販売され続けているトヨタのベストセラーです。
現行型の国内デビューは2018年6月。すでに登場から7年が経過しており、通常のモデルサイクルを考えると、次期カローラはすでにプロトタイプ開発の最終段階にあると考えられます。
しかも2026年に「カローラ生誕60周年」という節目の年を迎えることから、新型登場への期待が高まっています。
そんななか、今回のJMS2025において次期型カローラを示唆するカローラコンセプトが世界初公開されました。
ハンマーヘッドデザインを採用した力強いフロントフェイスや、ワイド&ローの大胆なスタンス、プリウス以上に寝かされたフロントウィンドウ、ショートオーバーハング、そして面と折り目を巧みに組み合わせた抑揚のあるボディパネルなど、見るものを圧倒するほど先進的なデザインが特徴です。
インテリアもまた未来的で、ドライバー正面の大型メーターディスプレイに加えて、助手席専用の大型ディスプレイを装備。
前席間のウォークスルー構造やフローティングデザインのセンターコンソールなど、開放感と機能性を両立しています。
後席空間も広く、足元に余裕があり、温かみのある照明が室内全体を包み込むような心地よい空間に仕上がっています。
コンセプトカーらしい大胆な提案ながら、ボディ形状はあくまで伝統の「セダン」としてまとめられている点も印象的です。
現行カローラシリーズは、セダンをはじめ、ハッチバックの「カローラスポーツ」、ステーションワゴンの「カローラツーリング」、SUVの「カローラクロス」、そして4WDスポーツ「GRカローラ」と、多彩なボディスタイルで展開されています。
国内ではカローラクロスがもっとも人気を集めていますが、世界的には依然としてセダンタイプの需要が高い国もあり、原点であるセダンを基軸に据える戦略には、トヨタのグローバル視点が反映されていると考えられます。
このカローラコンセプトの最大のトピックは、カローラとして初となるBEV(バッテリーEV:電気自動車)が設定されることが明らかになった点です。
トヨタは、世界の国や地域の道路事情やエネルギー事情に合わせて、BEVのほか、プラグインハイブリッド車(PHEV)、ハイブリッド車(HEV)、そしてガソリン車といった多彩なパワートレインを、柔軟に展開する方針を掲げています。
JMS2025のプレスカンファレンスでは、トヨタの佐藤恒治社長が「みんなが乗りたくなる格好いいクルマにしたい」と語り、カローラの新時代への意気込みを強調していました。
セダン以外のバリエーションや発売時期についてはまだ明らかにされていませんが、これまでの開発スケジュールから推測すると、1~2年以内に新型カローラが正式にお披露目される可能性が高いでしょう。
60周年という記念すべき節目にふさわしい、カローラ史上最高の一台が誕生するのは、2026年度内になると筆者(自動車ジャーナリスト 吉川賢一)は予想しています。
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カローラは、いつの時代においてもユーザーの期待に応え、進化を続けることで、人々に「移動の自由」と「走る喜び」を提供してきました。
もちろんBEV化という新たな時代に突入しても、その精神は変わることはありません。
歴代でもっともスタイリッシュで、かっこいいカローラが誕生する日が非常に楽しみです。








































