日産が最新型「“最高級”3列シートSUV」を初公開! 全長5.3m超えの「堂々“カクカク”デザイン」がスゴい! 超豪華内装もカッコいい“フラッグシップ”モデル「パトロール」日本発売が待ち遠しい!

リセールバリューは未知数だけど…期待が高まる「フラッグシップ」の復活

 そんな最新のパトロールは、メインマーケットである中東ではランドクルーザー300と販売を競い合うほど、高い支持を得ています。

 ただ日本でも、中東と同じように評価されるかというと、そうはいかない可能性もあります。

豪華さと先進性を兼ね備えた独自インテリアにも注目!
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 日本でランドクルーザーが人気となっているのは、本格クロカンSUVとしての立派な体躯や性能が評価されていることはもちろんのこと、「リセールのよさ」も後押ししています。

 数年所有してもほとんど価値が落ちることなく、場合によっては購入価格を上回ることもあるほど、ランドクルーザーは中古車市場での需要が高く、まさにひとつの「資産」としてランクルを買い求めるユーザーも少なくないのが実情です。

 ただパトロールがランドクルーザーと同じように中古車市場で高い需要が沸き起こるかというと、当初はなかなか難しいのではと考えられます。

 また燃費性能についても、リッターあたり10kmを下回る数値が予想されています。

 ランドクルーザーには燃料が安くパワフルなディーゼルエンジン版の設定もあり、その点はやや厳しい評価を受けることになるでしょう。

 それでも、「GT-R」や高級セダン「シーマ」などが消えてしまったいまの日産のラインアップに、この堂々たる体躯の新型パトロールが加わることには大きな意味があると考えられます。

 日産も新型パトロールの日本導入にあたり、「再びこのセグメントに参入し、日産の伝統を活かした感情を掻き立てる新たなフラッグシップモデルとして位置づける」と説明しています。

 その圧倒的な存在感で、国内の日産を活気づけてくれることを期待したいです。

※ ※ ※

 なお日本市場向けの新型パトロールのグレード構成や仕様、車両価格などの詳細は、発売時期に合わせて発表される予定です。

 はたして新型パトロールは、どこまで感動と誇りを呼び起こしてくれるのか。今後の日産の動向に大いに注目したいところです。

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Writer: 吉川 賢一

日産自動車にて11年間、操縦安定性-乗り心地の性能開発を担当。スカイライン等のFR高級車の開発に従事。新型車や新技術の背景にあるストーリーや、作り手視点の面白さを伝えるため執筆中。趣味は10分の1スケールRCカーのレース参戦、クルマ模型収集、サウナなど

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