トヨタの「新“3列・7人乗り”ミニバン」がスゴい! 精悍マスク×全長4.7m級の「ちょうどイイサイズ」! “サラッと”一部改良の新「ノア」何が違う?
トヨタは2025年9月2日、人気のミドルクラスミニバン「ノア」の一部改良モデルを発表、同日より販売を開始しました。一部改良といえども、その内容は注目すべきポイントが少なくありません。どこが進化したのでしょうか。
グレード体系や装備の見直しを実施
トヨタの売れ筋ミニバンである「ノア」。2025年4月から9月の販売台数は前年比112.2%と、勢いは依然として衰えていません。
そんなノアに2025年9月2日、一部改良が実施されました。どのような変更だったのでしょう。
![トヨタ「ノア」一部改良でなにが変わった!?[※画像は一部改良前モデル(ボディカラー:メタルストームメタリック)]](https://kuruma-news.jp/wp-content/uploads/2026/09/20250903_TOYOTA_NOAH_2025_00000.jpg?v=1756888165)
トヨタのミドルクラスミニバンであるノアは、兄弟車「ヴォクシー」と人気を二分する売れ筋モデルです。
今回の改良でノアは、一部グレードを廃止したほか、エクステリアやインテリアの仕様変更、先進運転支援技術の強化など、実用性と快適性を高めるアップデートを実施。より魅力的なモデルへと昇華しています。
グレード体系は、標準ボディでガソリン車の「G」と「Z」、ハイブリッド車の「ハイブリッドG」と「ハイブリッドZ」が廃止となっています。
標準ボディのベーシックグレード「X」、「ハイブリッドX」、エアロモデルでミドルグレードの「S-G」、「ハイブリッドS-G」、上級グレードの「S-Z」、「ハイブリッドS-Z」という体系に集約。よりわかりやすく選びやすいラインナップとなりました。
装備面では、S-Z/ハイブリッドS-Zでオプションだった10.5インチディスプレイオーディオプラス、地デジTV、ETC2.0ユニットを標準装備に変更。
X/ハイブリッドXにオプション装備だったパワースライドドア(助手席側)や、ドアミラーヒーターも全車標準装備となりました。
さらにアクセサリーコンセント装着車へ外部給電アタッチメントを追加、車いす仕様車にショートスロープ仕様を追加しています。
先進運転支援では、全車オプション設定だったブラインドスポットモニター、安心降車アシスト、パーキングサポートブレーキ(後方接近車両)が標準装備に。先進運転支援技術「プロアクティブドライビングアシスト」には、右左折時減速支援も追加されています。
またボディカラーは、ホワイトが「ホワイトパールクリスタルシャイン」から「プラチナホワイトパールマイカ」に変更。
一方で「スパークリングブラックパールクリスタルシャイン」「レッドマイカメタリック」「スティールブロンドメタリック」が廃止されています。
その結果、ボディカラーは「プラチナホワイトパールマイカ」「メタルストームメタリック」「アティチュードブラックマイカ」「グリッターブラックガラスフレーク」の全4色に整理されました。
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価格(消費税込み)はガソリン車が283万300円から377万7400円、ハイブリッド車が318万2300円から414万9200円です。
改良前のノアはグレードが多岐にわたっていたほか、ガソリン車とハイブリッド車、2WDと4WD(ハイブリッド車はE-Four)、7人乗り仕様と8人乗り仕様が用意されるなど、仕様が非常に多彩でした。
今回の一部改良で人気グレードに絞り込まれ、よりシンプルで選びやすいモデルへと進化しています。
改良を重ねながら着実に完成度を高めていくノア。今後もトヨタを代表するミドルクラスミニバンとして高い人気を維持していくことでしょう。
Writer: 吉川 賢一
日産自動車にて11年間、操縦安定性-乗り心地の性能開発を担当。スカイライン等のFR高級車の開発に従事。新型車や新技術の背景にあるストーリーや、作り手視点の面白さを伝えるため執筆中。趣味は10分の1スケールRCカーのレース参戦、クルマ模型収集、サウナなど

























































