トヨタ、新型「ハイラックス」世界初公開=9代目はBEV設定、タイで発表 日本は26年導入へ

トヨタのタイ法人は2025年11月10日、9代目となる新型「ハイラックス」を世界初公開しました。

10年ぶりのフルモデルチェンジを実施

 トヨタ自動車のタイ法人であるトヨタ・モーター・タイランドは2025年11月10日、新型のピックアップトラック「ハイラックス」を世界で初めて公開しました。

トヨタ「ハイラックス」が10年ぶりに全面刷新
トヨタ「ハイラックス」が10年ぶりに全面刷新

 9代目となる新型モデルは、デザインを大幅に刷新するとともに、パワートレインにディーゼルとBEV(電気自動車)の2種類を設定したのが大きな特徴です。

 同法人は今月1日に公式YouTubeでティザー映像を先行公開しており、今回が正式発表となりました。

 ハイラックスは1968年に初代が誕生。世界戦略車として各国で販売され、現行の8代目は日本では2017年に13年ぶりに販売が再開されています。

 ワールドプレミアでは、リージョナル・チーフ・エンジニアのアンヤラット・スティベンジャクン氏が登壇。

「信頼性(Reliable)」「スマートさ(Smarter)」「未来への準備(Ready for the future)」の3つの点で大きく進化したと話します。

 もっとも注目されるのは、「未来への準備(Ready for the future)」として、紹介されたBEVの導入です。

 アンヤラット氏は、BEVモデルでもハイラックスらしさは一切失われないと強調。「ボディオンフレーム」構造の核となる性能を維持し、ハイラックスに不可欠な「オフロード走破性」「渡河性能」、そして「十分な牽引能力と積載能力」を確保したと話します。

 世界で愛され続けてきたハイラックスが、BEVの追加でどのように発展していくのか、今後の動向も注目されます。

※ ※ ※

 なお、日本向けの新型ハイラックスはディーゼルモデルを導入予定で、2026年年央に発売する予定です。

 またトヨタでは、今回発表したディーゼルモデル、BEVモデルに加え、FCEV(燃料電池)モデルの開発を進めるといいます。FCEVモデルは欧州、オセアニアに2028年以降の投入を予定しています。

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