トヨタが「4人乗りスポーツモデル」を世界初公開! 300馬力超え「超パワフルHEVユニット」×斬新「横一文字ライト」採用! 本格四輪オフ車「サイオン01 コンセプト」米SEMAで披露
トヨタの北米法人は、オフロード四輪車のコンセプトカー「サイオン01」を発表しました。
300馬力超えの「本格オフロード車」
トヨタの北米法人は2025年11月4日、オフロード四輪車のコンセプトカー「サイオン(Scion)01 コンセプト」を発表しました。
翌5日から米国ラスベガスで開催される世界最大のカスタムカーショー「SEMAショー2025」で初公開されています。

オフロード四輪車は舗装路ではなく、岩山や砂山、泥道や雪道などを走破して楽しむトレイルランニングアクティビティを目的としたクルマです。
1人乗りの小型ボディに棒型ハンドルを持つバギータイプのほか、乗用車のようなステアリングを持ち、左右2人掛けシートを持つ「サイド・バイ・サイド」タイプなど、多様なラインナップが存在します。
サイオン01コンセプトは、究極のアウトドアアドベンチャー体験が可能なサイド・バイ・サイドを、大胆に再解釈した試みのモデルだといいます。
オフロードへの情熱を持つ北米のトヨタエンジニアによって開発され、トヨタの伝説的な耐久性と若者向けの「サイオン」ブランドの実験的なDNAを融合。探検、パフォーマンス、デザインの新たな可能性が拓かれるといいます。
パワートレインには、新たな高出力ターボチャージャー付きハイブリッドシステムを開発。トヨタが販売しているピックアップトラックから派生したもので、4気筒ターボエンジン+モーターの組み合わせにより、最高出力300hp以上を発揮。
また、卓越したサスペンションアーティキュレーション、バランスの取れたトレッド幅、タイトなトレイルでも機敏に走破できる足回りを備え、ハイスピードなオフロードレースや過酷なトレイルランニング、テクニカルなロッククローリングなど、様々な過酷なオフロードシナリオに対応。
パワー、性能、航続距離のいずれにおいても、現在販売されているサイド・バイ・サイド車を上回ることを目指しています。
さらに、SCOREおよびFIAレース基準に準拠したロールケージの装着や、サスペンションやブレーキパーツなどにこれまで採用実績のあるパーツを多数用い、極限の状況でも高い信頼性を発揮します。
優れたパフォーマンスを発揮する一方、燃費がよく効率的な走行も可能なほか、サイレントモード(EVモード)を搭載することで、静かに自然の美しさを楽しむことも可能です。
デザインはトヨタの米国デザイン拠点「CALTY」が担当し、革新性とクラフトマンシップを独自に融合。近年のトレンドである一文字に点灯するヘッドライトや、壮大な冒険を示唆するカムフラージュ柄を採用。精悍でスタイリッシュなデザインを実現しました。
シートはフルバケットシートを4脚装備し、乗員を支える4点ハーネスのほか、助手席やリアシートにはグリップを備えるなど、過酷な走行でもしっかりホールドできるように設計されています。
サイオン01コンセプトについて、米国トヨタの上級執行役員かつ同車のチーフエンジニア兼車両性能開発担当のドン・フェデリコ氏は、以下のように話しています。
「サイオン01コンセプトは、トヨタの最も優れた技術と、私たちを突き動かす情熱を融合させたものです。これは、先進的なパフォーマンスと冒険への深い情熱が交差点です。
この2つの世界をサイド・バイ・サイドの形式で融合させることで、トヨタのパフォーマンスが全く新しい領域でどのように機能するかを探求し、新たな世代の愛好家たちに、外へ出て走り出すような刺激を与えたいと考えています」
なお、サイオン01コンセプトの販売予定はありません。
Writer: くるまのニュース編集部
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