トヨタ「新“スライドドア”バン」発表! 全長4.7mの「ハイエース」級ボディで「ちょうどイイサイズ」! 精悍「大口グリル」で大きな“画面”も付いた「プロエース」2026年モデル欧州で発売
2025年11月6日、欧州トヨタの商用車部門であるトヨタプロフェッショナルは、商用バン「プロエース」と「プロエースシティ」に仕様変更を施した新たな2026年モデルを発表しました。ディーゼルエンジン車とEVがそれぞれ設定されます。
新グレード「GXプラス」を新設定
トヨタのスペイン法人は2025年11月6日、欧州トヨタの商用車部門であるトヨタプロフェッショナルが手がける商用バン「プロエース」の2026年モデルを発表しました。
一部仕様変更(一部改良)を施し安全機能を進化させたほか、新たなグレードが追加されています。

トヨタプロフェッショナルでは、日本国内とは異なる独自の商用車として、大・中・小型の商用バン・ワゴンのプロエースシリーズを展開しています。
そのうち、日本では「ハイエース」に相当する中型クラスがプロエースです。
欧州で2013年より販売されるミドルクラスの商用バン・3列シートミニバンのシリーズで、キャブオーバー型のワンボックスボディを持つハイエースとは異なり、乗用車と共通する(横置き・前輪駆動)FFレイアウトを大きな特徴とします。
現行型は2016年に登場した2代目。トヨタが欧州で提携を結ぶステランティスグループから供給を受けており、日本未販売のプジョー「エキスパート」/シトロエン「ジャンピー」などと兄弟車にあたります。
パワーユニットは、ディーゼルエンジンのほか、2021年にはさらにBEV(バッテリーEV:電気自動車)の「プロエース Electric(エレクトリック)」も追加されています。
ボディサイズは、全長約4700mm~5300mm×全幅1920mm×全高1899mmで、商用モデルのほか、乗用ワゴンタイプで3列シートレイアウトの「プロエース ヴァーソ」も設定されています。
商用バンモデルは前席3人掛けシートを標準装備し、車体後方には最大6.6立方メートル、1400kgのクラス最大積載量を備えます。
2023年11月にはマイナーチェンジがおこなわれ、内外装デザインを一新。大開口部を持つグリルを基調とするすっきりした印象のフロントマスクに生まれ変わったほか、内装は、ステアリングホイールデザインを一新しています。
今回、バンモデルに一部改良が実施されました。
まず、これまでの「GX」「VX」の2グレード展開に加え、あらたに中間グレード「GXプラス」がラインナップに加わりました。
GXプラスには、最新の車載テクノロジーとして10インチのマルチメディアスクリーンが標準装備されています。
スマートフォンとの連携機能として、Apple CarPlayとAndroid Autoへの接続機能もサポートされ、ドライバーはより直感的かつ安全に情報やエンターテインメント機能にアクセスすることが可能となります。
加えて10インチのデジタルインストルメントクラスター(デジタルメーター)も搭載しました。
このほか2026年モデルは、安全面でも進化しています。
まず、カメラベースの疲労検知システムが導入されました。ドライバーの運転状態を継続的にモニタリングし、疲労や注意散漫の兆候を検知することで、休憩を促すなどの警告を発し、安全な運行を強力にサポートするものです。
さらに最上級グレードのVXには、新たにリアビューカメラ(後方視界カメラ)が追加されました。
新たなプロエースバン GXプラスの価格は2万3309ユーロ(約412万円)から。EV仕様は2万6625ユーロ(約470万円)からとなっています(スペイン仕様の場合)。
Writer: くるまのニュース編集部
【クルマをもっと身近にするWEB情報メディア】
知的好奇心を満たすクルマの気になる様々な情報を紹介。新車情報・試乗記・交通マナーやトラブル・道路事情まで魅力的なカーライフを発信していきます。クルマについて「知らなかったことを知る喜び」をくるまのニュースを通じて体験してください。

































































































