日産の新型「最上級SUV」発売へ! 「ランクル300超え」のカクカクボディ&“超豪華インテリア”採用! “V8エンジン超え”のパワーだけど燃費向上! 27年前半登場の「パトロール」って?
日産のフラッグシップSUV「パトロール」が、2027年前半についに日本でも発売されることが決定しました。一体どのようなクルマなのでしょうか。
圧倒的スケール感と存在感、ついに発売へ!
日産のフラッグシップSUV「パトロール」は、主に中東地域で展開・販売されているモデルです。
パワフルなV6ツインターボエンジンを搭載したタフなSUVとして、日本での導入が期待されていましたが、このたびついに日本市場への投入が正式に発表されました。
日本仕様の詳細は現時点では明らかにされていませんが、ここでは現行モデルの仕様をもとに、その魅力を紹介します。

初代パトロールは1951年に誕生しました。当時、政府から「警察予備隊向けの小型四輪駆動車」を試作するよう要請を受け、開発された車両がその原型です。
小型トラックの競争入札に参加しましたが、残念ながら採用には至らず、警察予備隊での採用は見送られました。しかしその後パトロールとして民間向けの販売が開始されました。
ジャパンモビリティショーや東京モーターショーの前身にあたる「全日本自動車ショウ」では、1954年に実車を公開。その後フルモデルチェンジを重ね、1960年に2代目、1980年に3代目が登場します。
3代目は海外ではパトロールとして販売されましたが、日本国内向けには名称を「サファリ」に変更。サファリは2007年に販売終了となりましたが、パトロールはその後も改良を重ね、現在の7代目へと進化し、海外市場で高い人気を誇っています。
現行モデルのボディサイズは全長5350mm×全幅2030mm×全高1945mmと、競合にあたるトヨタ「ランドクルーザー300」(全長4950-4985mm×全幅1980-1990mm×全高1925mm)よりも大きく、圧倒的な存在感を放っています。
エクステリアは、角ばった無骨なシルエットが特徴。フロントのVモーショングリルと、その左右に配置された印象的なC字型ヘッドライトが、70年以上続く伝統に先進性を融合させています。
足回りには22インチの合金ホイールを採用し、優れたオフロード性能と堂々としたスタイルを両立しています。
インテリアは高級SUVにふさわしい上質な空間を演出。ボルドーとブラックを基調とした室内は、快適さと最先端テクノロジーが調和するようデザインされ、上質なドライブ体験を提供します。
2つの14.3インチディスプレイを備えたインフォテインメントシステムには、Google ビルトイン対応の「ニッサンコネクト2.0」を採用。
ナビゲーション、セキュリティ、エンターテインメント機能が一体化された最新プラットフォームです。
また、安全運転支援技術も大きな魅力です。たとえば、「Invisible-to-Visible(I2V)」技術を採用したディスプレイでは、障害物やナビ情報をリアルタイムで投影し、視野を最大170度まで拡大。車両の真下まで見通せる透過表示機能により、悪路での運転を強力にサポートします。
パワートレインには新開発の3.5リッターV6ツインターボエンジンを搭載。最大出力425PS、最大トルク700Nmを発揮します。
従来のV8エンジンと比べ、出力・トルクともに向上しつつ、燃費性能も大幅に改善されている点が注目されます。
現行モデルのメーカー希望小売価格(中東地域)は23万9900ディルハムから。日本円でおよそ1000万円と、高級SUVらしい価格設定となっています。
なお、日本市場向けパトロールの仕様や価格などの詳細は、発売時期に合わせて発表される予定です。続報に注目が集まります。
Writer: 紫苑玲
栃木県在住。新車、軽貨物、車の中古買取相場、テック、金相場などのジャンルで記事を執筆するフリーランスライター。ドライブが趣味。SUVとスポーツカーの2台を使い分け中。自宅前が登山道のため、緊張感がある車生活を送っている。























































































