「すごい事故…」 圏央道の「3台の“多重衝突事故”」の瞬間を公開! 「ほぼノーブレーキ」でトラックが大破! NEXCO隊員も「絶叫」… “車間不足”が招いた大惨事 映像投稿で注意喚起
NEXCO中日本は公式SNSで、高速道路の渋滞末尾で発生した玉突き事故の動画を公開しました。
圏央道の「玉突き事故」発生の瞬間を記録
NEXCO中日本は2025年10月29日、公式SNSで【渋滞最後尾での玉突き事故】と題した動画を公開しました。
一体どのような動画なのでしょうか。

映像はNEXCOのパトロールカーに装着されているドライブレコーダーからの前面展望です。
トンネルの中を走行しており、路面の標示や海老名JCT周辺の渋滞情報を表示している道路情報板があることから、圏央道の茅ヶ崎JCTに向かう内回りで、八王子JCTの手前、八王子城跡トンネルとみられます。
この八王子城跡トンネルは渋滞の名所で、トンネルの直後にある中央道への分岐があり流出入が多く、連休にもなると20kmを超える大渋滞に発展します。
トンネルが連続する区間でIC間の距離も長く、単調な景色であることからか、通行止めを伴う重大事故も多く発生する、非常に危険な箇所です。
さて、映像の開始時点で追い越し車線にはトラックが連なって走行しています。NEXCOのパトロールカーは走行車線を走っていますが、車間距離が取られており、安全な状態です。
しかし、開始から6秒が経過すると、様子が変わってきました。徐々に追い越し車線が詰まっていき、前方ではブレーキランプが点灯する様子もあります。さきほどまでのペースから一気に速度が低下していきます。
手前から3台目のトラックのブレーキランプが点灯した瞬間、その後ろに連なる2台のトラックが接近。強めのブレーキを踏んでおり、嫌な予感がします。
次の瞬間、パトロールカーの横に現れた最後の4台目のトラックが、車間距離が不十分の状態でそのままの勢いで前のトラック集団に急接近。よそ見をしていたのでしょうか。一切ブレーキをかけるそぶりも見えません。
そしてトラックの衝突被害軽減ブレーキが働いたのでしょうか、ハザードを高速点滅させて急減速を試みますが、残念ながら間に合いませんでした。激突ともいえる、凄まじい衝撃で前方のトラック3台に追突。
トラックの部品が弾け飛ぶとともに、衝突の強さを物語る轟音がトンネルにこだまします。NEXCOのパトロールカーに乗る隊員も、声にならない叫びを上げ、驚きます。
トラック3台は本線上に停止。いずれのトラックともキャビン部分は潰れず無事だったようで、なんとか生存スペースは確保されていそうです。
一部始終を真横で目撃していたパトロールカーはすぐさま赤色灯を点灯させ、減速。ここで映像は終わります。
一連の事故の原因は「車間距離不足」が考えられます。渋滞は急に発生する場合もありますが、ほとんどの場合では徐々にクルマの台数が増えていき、やがて停止するというパターンです。
渋滞が頻発するJCTなどの合流部周辺では、クルマの台数が著しく増えるため、本線の流れが特に淀んでいきます。この時点で車間距離を確保することはマストといえます。
NEXCOは動画とともに、「渋滞最後尾での追突事故は、車間距離が不十分であることが要因として挙げられます。高速道路では特に、急な速度低下や渋滞最後尾に対応できる、安全な十分な車間距離を保持して走行してください」と警鐘を鳴らしています。





















































