ヤマハの“新”「スーパースポーツ」JMS2025で初公開! 「大型バッテリーEVならではのFUN」を追求した実走可能なプロトタイプ 「PROTO BEV」の特徴とは?
いずれは市販化も検討中 より多くのユーザーに選ばれるモデルを目指す
PROTO BEVはあくまで試作車ですが、ヤマハは将来的な市販化を視野に入れて開発を進めているとのこと。これについて前出のスタッフは次のように説明します。

「販売時期を明確に決めているわけではありませんが、インフラや市場環境が整えば、できるだけ早い段階で製品化できるよう準備しております。
明確な時期はまだ申し上げられませんが、ある程度近い将来の実現を目指して試作を重ねています」。
なお、市販化に向けては改善ポイントもいくつかあるようです。
担当者は「乗り味やフィーリングはまだ改良を続けており、より習熟させたいと考えております」と話し、さらに「実際に量産する場合は、生産性や信頼性の確保が必要となります。そういったビジネス面での課題についても取り組んでいきたいところとなっております」と続けました。
また、PROTO BEVは大型二輪ユーザーを主な対象に据えつつも、幅広い層へのアプローチも意識して設計されているといいます。
「大型バイクに乗る方を想定しながらも、より多くの人に親しんでもらえるモデルを目指しているところです。
スクーターに乗っている方や、初めて大型バイクに挑戦する方にも楽しんでいただけるような乗り味を意識しております」。
※ ※ ※
PROTO BEVは単なるデザインスタディではなく、ヤマハが“EV時代のスポーツバイク”をどう定義するかを具体的に示すプロトタイプです。
即座に市販化される段階ではないものの、実走モデルとして完成度の高いパッケージを構築しており、今後の展開に注目が集まります。
Writer: Peacock Blue K.K.
東京・渋谷を拠点とするオンライン・ニュース・エージェンシー。インターネット・ユーザーの興味関心をひくライトな記事を中心に、独自の取材ネットワークを活用した新車スクープ記事、ビジネスコラム、海外現地取材記事など、年間約5000本のコンテンツを配信中。2017年創業。





























