5.8L V8搭載のすごい「トヨタカムリ」現る! 電撃発表! NASCARが富士を疾走、S耐に「ST-USAクラス」新設へ

ジャパンモビリティショー2025(JMS2025)で11月1日、自動車会議所がトークショーを開催。その中で、11月のスーパー耐久最終戦(富士)にてNASCARのデモランが行われること、さらに新クラス「ST-USA」が試行導入されることが明らかになりました。

日米のクルマ文化が交わる?

 ジャパンモビリティショー2025(JMS2025)で11月1日、自動車会議所がトークショーを開催しました。

 その中で、11月のスーパー耐久最終戦(富士)にてNASCARのデモランが行われること、さらに新クラス「ST-USA」が試行導入されることが明らかになりました。

 日米のクルマ文化が交わるイベントとはどのようなものなのでしょうか。

まさかの日米クルマ文化交流!? S耐でNASCARが走る!(画像は5.8L V8搭載の「トヨタカムリ」)
まさかの日米クルマ文化交流!? S耐でNASCARが走る!(画像は5.8L V8搭載の「トヨタカムリ」)

 ジャパンモビリティショー2025(JMS2025)にて、日本のモータースポーツ界の未来を占う重要なイベントが開催されました。

 11月1日、日本自動車会議所が主催する「モータースポーツ委員会」の公開トークショーです。

 今年6月に新会長に就任した豊田章男氏(モリゾウ選手)が掲げる「クルマをニッポンの文化に!」というスローガンの下、各レース団体のトップが一堂に会しました。

 この公開トークショーは、「クルマをニッポンの文化に!」を合言葉に活動する豊田章男会長(モリゾウ選手)をはじめ、JAF(日本自動車連盟)の坂口正芳会長、GTA(GTアソシエイション)の坂東正明会長、JRP(日本レースプロモーション)の近藤真彦会長、STMO(スーパー耐久未来機構)の桑山晴美副理事長、MFJ(日本モーターサイクルスポーツ協会)の鈴木哲夫会長ら、日本のモータースポーツを牽引する各団体のトップが集結。

 この場では、モータースポーツの尽きない魅力や、各団体が共通して抱える悩みについて率直な議論が交わされました。そして、モータースポーツをさらに盛り上げるための具体的な取り組みとして、富士スピードウェイでのビッグイベントが明かされたのです。

 それは、11月15日(土)・16日(日)に富士スピードウェイで開催される「S耐 FINAL 大感謝祭」でのNASCARのデモランです。

 アメリカンモータースポーツの象徴であるNASCARが、スーパー耐久のシーズン最終戦を盛り上げます。

 デモランの注目は、なんといってもその豪華なドライバーラインナップです。

 アメリカからは、NASCARカップ・シリーズで7度の王者に輝いた「ナスカーの帝王」ことジミー・ジョンソン選手が来日。さらに、次世代のトップドライバーであるジョン・ハンター・ネメチェック選手、そして日本人初のNASCARシリーズドライバーとして挑戦を続け、アジア人初の表彰台を獲得した古賀琢麻選手も参加します。

 さらには小林可夢偉選手、大湯都史樹選手、小高一斗選手という、いずれも日本のトップカテゴリーで活躍するドライバーがNASCARマシンをドライブします。

 車両も豪華です。ジミー・ジョンソン選手は、ル・マン24時間レースの特別枠(Garage56)で参戦したシボレー カマロ ZL1を、ジョン・ハンター・ネメチェック選手と小林可夢偉選手はNASCARカップシリーズ仕様のToyota Camryをドライブします。

 ほかにもARCA MENARDS SERIESの車両(Toyota Camry、Ford Mustang、Chevrolet SS)に古賀選手、小高選手、大湯選手が搭乗予定です。

富士スピードウェイがアメリカがやってくる?
富士スピードウェイがアメリカがやってくる?

S耐に「ST-USAクラス」誕生

 NASCARのデモランだけでなく、スーパー耐久のレース自体にも大きな変革が訪れます。スーパー耐久未来機構(STMO)が、新たに「ST-USAクラス」の創設を計画していることが発表されました。

 この新クラスは、アメリカ製の車両およびチームを招聘(しょうへい)することを通じて、日米両国のモータースポーツ文化や自動車文化の交流を促進することを目的としています。

 将来的には、これまでS耐にはなかったアメリカ製車両の魅力を導入することで、新たな観客層や参戦チームの増加を目指すとしています。

 この「ST-USAクラス」は、今後の本格導入を見据えたトライアルとして試行導入されます(2025年シーズンは賞典外)。

 参戦が予定されているのは、以下の2台です。

【Ford Mustang Dark Horse R】
 アメリカの「IMSA Mustang Challenge」で実戦投入されているレーシングカーで、米国のTechSport Racingが走らせます。ドライバーはDevin Anderson選手、ジュリアーノ・アレジ選手、中嶋一貴選手。

【Corvette GT3】
 GT World Challenge Asiaなどで活躍する「Callaway Corvette C7 GT3-R」が、日本のBINGO SPORTSからエントリー。ドライバーは武井真司選手、笹原右京選手、他は調整中。

※ ※ ※

 公開トークショーでの発表から、わずか2週間後の富士スピードウェイ。

 アメリカンモータースポーツの迫力を間近で体感できるデモランと、S耐の新たな未来を予感させる「ST-USAクラス」のトライアル参戦は、日本のモータースポーツファンにとって見逃せない週末となりそうです。

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Writer: くるまのニュース編集部

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