ホンダ新型「軽ワゴン」どんなクルマ!? 旧車レトロな「丸目ライト」採用&先進的「ワンペダル機能」も搭載! 新型「N-ONE e:」と“他モデル”の違いとは!
2025年9月11日にホンダが発売した、新型の軽EV「N-ONE e:」。先行登場した「N-VAN e:」やベース車の「N-ONE」と一体どのような違いがあるのでしょうか。
ホンダ新型「軽ワゴン」どんなクルマ!?
2025年9月11日にホンダが発売した、新型の軽EV「N-ONE e:」。
ホンダの軽EVとして先んじて販売された商用軽バン「N-VAN e:」や、ベース車の「N-ONE」とは、一体どのような違いがあるのでしょうか。

ホンダは2024年に、「地球に優しいはたらくEV(電気自動車)」として、「N-VAN」をベースとする商用モデルの軽EVである「N-VAN e::」を発売。
そして今回発売されたN-ONE e:は、ホンダの軽EVにおける第2弾という位置付けですが、同時に「初の乗用モデル軽EV」となります。
ボディサイズは、ベース車のN-ONEと同じ全長3395mm×全幅1475mm×全高1545mmですが、車両重量は1030kgと、バッテリーを搭載している分だけN-ONE(840~920kg)より重くなっています。
エクステリアはN-ONEのデザインをベースとしつつ、フロントやテールゲートなどを一部変更して、全体的にスマートな雰囲気に。
特にフロントはグリルレスとなっており、よりEVらしさを感じるポイントです。
インテリアはEVになっても、N-ONEの特徴でもある「室内の広さ」と「使い勝手の良さ」を継承。特に室内空間の広さは、バッテリーを薄型化することで実現しています。
また、シートにダイブダウン機構・チップアップ機構を採用。リアシートを倒してフラットな床面にしたり、座面をはね上げて収納して背の高い荷物を積載可能にしたりすることが可能です。
他にも、前方視界が広く確保するためにインストルメントパネル上部が薄く感じるように設計しているのも特徴で、さらにインストルメントパネル上部が完全にフラットになるディスプレイレス仕様もラインナップしています。
EVとして気になるバッテリーは、容量29.6kWhのものを搭載。
これはN-VAN e:と同じ容量ですが、電動パワートレインの小型化やモーター、制御機器などの高電圧部品を効率よく配置することで、航続距離を延ばすことに成功。
具体的にはWLTCモードでの航続距離は295kmと、N-VAN e:と比較して50kmも伸ばすことに成功しています。
この航続距離アップに加え、バッテリー冷却・加温システムを搭載することで、夏季・冬季問わずに航続距離・充電時間を安定させました。
充電時間は普通充電で約4.5時間 、急速充電で約30分と、短い時間で充電できるのもポイントです。
操作性能の特徴としては、ホンダの軽乗用車では初となる「シングルペダルコントロール」(通称「ワンペダル」)の採用が挙げられます。
加減速~完全停車までをひとつのペダルで行えるため、「ペダルの踏みかえの煩わしさ」が軽減するとして昨今注目されている機構です。
運転補助機能としては、先進の安全運転支援機能「Honda SENSING」を全タイプに標準装備。
さらに「トラフィックジャムアシスト(渋滞運転支援機能)」という、渋滞での低速走行時に車線をはみ出さないようにアシストするシステムをホンダの軽で初めて搭載しました。
販売価格(消費税込)はベースグレードの「e:G」が269万9400円。急速充電に対応した上級グレード「e:L」が319万8800円です。
ホンダ初の乗用モデル軽EVが市場でどのような評価を得るのか、今後の展開に期待しましょう。
Writer: 大西トタン@dcp
(株)デジタル・コンテンツ・パブリッシング所属の編集者・ライター。幼少期に父親と一緒に灯油でエンジンのプラグを磨いたのをきっかけに車好きになる。学生時代はレーサーを目指しカートに挑むも挫折。現在は磨いた腕と知識を武器に自動車関係の記事をメインに執筆。趣味は週末に愛車フリードでのグルメ自販機巡り。







































































