トヨタ「“新型”スーパーカー」まもなく世界初公開へ! ワイド&ローな「次世代デザイン」採用! 迫力の“エンジンサウンド”もイイ! “LFA”の魂を継ぐ「GR GT」いつ登場?
2025年10月13日に生配信されたトヨタの公式YouTubeチャンネル「トヨタイムズ」において、年末に発表され、2026年1月の「東京オートサロン」でお披露目されるという新型スーパースポーツの存在が明かされました。いったいどのようなクルマなのでしょうか。
年末に発表し、来年の東京オートサロンでお披露目へ
トヨタは「ジャパンモビリティショー(JMS)2025」に合わせ、自社の5ブランドのCMを展開することを、YouTube「トヨタイムズ」で10月13日に発表しました。
それらのCMには、JMS2025で出品したコンセプトカーが登場していますが、その中で唯一映像が公開されなかったのが、スポーツカーブランド「GR」です。

トヨタは、センチュリー、レクサス、トヨタ、GR、ダイハツという5つのブランドを扱っていますが、2025年10月13日の生配信ではGRだけが紹介されませんでした。
その代わりに登場したのが、トヨタ会長の豊田章男氏です。豊田氏は配信内で、CMがなかったGRのコンセプトカーについて「年末にワールドプレミアする」と明言し、「もしも発表がなければ、そのプロジェクトに何か問題があったということ」と冗談交じりに語りました。
さらに、「年末発表の後、翌2026年1月の東京オートサロンで披露する予定」と明かしたのです。
では、10月13日のYouTube生配信で、GRブランドの新しいコンセプトカーについて何が語られたのでしょうか。
ヒントとして紹介されたのが、富士スピードウェイのコース脇に設置された大型の看板です。そこには3台のクルマのフロントまわりが並び、右が「トヨタ2000GT」(スピードトライアル仕様)、中央が「LFA」、そして左側のモデルが新しいGRのコンセプトだとされています。
看板に描かれたそのクルマは、細部の仕上がりが量産車のようにリアルで、コンセプトを超えたプロトタイプ、もしくは量産モデルの可能性すら感じさせるものです。
また配信では、今年夏のグッドウッド・フェスティバルで披露された「トヨタGTコンセプト」「トヨタGTレーシング・コンセプト」や、モントレーで発表された「レクサス・スポーツ・コンセプト」との類似点にも言及されました。さらに、配信内では「GR GT」という名称が場内放送で交わされていたことも確認されています。
つまり年末から東京オートサロンにかけて登場するこの“GR GT”は、これまでのGTコンセプト群の先にある存在であることが示唆されたのです。
さらに注目すべきは、YouTubeで公開された看板の3台の迫力あるエンジン音です。直列6気筒の2000GT、V型10気筒のLFAに続き、謎のGRモデルのエンジン音も収録されており、「GR GT」が内燃機関を積むスーパースポーツである可能性を強く示しています。

コンセプトから量産へ? GRのスーパースポーツがついに現実化
では、この謎の「GR GT」とは一体どんなクルマなのでしょうか。
実はトヨタはここ数年、同系統のスーパースポーツを段階的に発表してきました。2021年12月の「バッテリーEV戦略に関する説明会」で初登場したのが「レクサス・エレクトリファイド・スポーツ」。LFAを彷彿とさせるロングノーズ・ローフォルムのEVスポーツで、未来のレクサスを象徴するモデルとされました。
翌2022年1月の東京オートサロンでは、エンジンを搭載するレーシングカー「GR GT3 Concept」を公開。こちらもデザインはLFA譲りで、以降も各地で改良型が披露されています。
そして2025年7月のグッドウッドでは、「トヨタGTコンセプト」と「トヨタGTレーシング・コンセプト」が実走。8月にはモントレーで高性能電動モデル「レクサス・スポーツ・コンセプト」も登場しました。
こうした流れを踏まえると、年末に発表されるGRブランドのスーパースポーツは、コンセプト段階を経てついに量産フェーズへ突入する可能性が高いといえます。電動化と内燃機関の両立を象徴する“新時代のスーパーカー”として、年末の発表が待ち遠しいところです。























































































