ダイハツ「“2階建て”軽トラ!?」に注目! 軽規格「ちょうどいい全長3.4m級」に「4人」寝られる! 「三角屋根」もカッコいい「パパビルド ドギー」がスゴい
「横浜キャンピングカーショー2025」にて、パパビルドがダイハツ「ハイゼットトラック」をベースにした「Doggy(ドギー)」を実車展示していました。どのようなモデルなのでしょうか。
走行充電でフルパワー!?
2025年10月18日から19日まで、パシフィコ横浜(横浜市西区)で「横浜キャンピングカーショー2025」が開催され、各社の個性豊かなモデルが並びました。
なかでもパパビルドは、ダイハツ「ハイゼットトラック」をベースにした「Doggy(ドギー)」を実車展示し、注目されていました。
2025年1月末に発表されたばかりだといいますが、どのような特徴があるのでしょうか。

パパビルドは、大阪府豊中市に拠点を構えるキャンピングカービルダー。新車は受注生産、中古車は店頭販売というスタイルで、ユーザーのニーズに寄り添ったキャンピングカーづくりを行っています。
今回展示されたドギーは、軽トラックベースながらも快適性と機能性を両立したモデル。
ボディサイズは全長3390mm×全幅1480mm×全高1970mm、乗車定員は4名、就寝定員ともに4名です。
エンジンには660ccの直列3気筒12バルブDOHCエンジンを搭載。駆動方式は2WD/4WD、トランスミッションは5速MT/CVTから選択可能。
室内レイアウトは「Lタイプ」と「Sタイプ」の2種類が用意されています。
Lタイプは横向きの広めのソファが特徴で、ベッド展開時には奥行き1820mm、幅995mmのフラットな寝床になります。ソファ下にはスライド収納が備わっており、旅に必要なアイテムをたっぷり収納できます。
一方、Sタイプは対面式のリビングレイアウトを採用しています。中央にテーブルを設置でき、食事や会話を楽しめるダイネット空間として活用できます。ベッド展開サイズはLタイプと同様で、快適な睡眠スペースを確保できます。
このほか、ドギーの特徴について担当者は以下のように説明します。
「やはりEVOシステムを搭載している点ですね。急速充電が可能で、300Ahのリチウムを積んでおり、走行充電で賄える仕様です。
(大手キャンピングカービルダーの)ナッツRVさんで特許を取得されている技術を使っています。アルミボディで軽量化も実現しています」
EVOシステム搭載車では、最大90Aから100Aの走行充電が可能。
クーラーの連続使用や急速充電にも対応しており、アイドリング中でも充電が可能です。外部電源よりも短時間で充電でき、約4時間から5時間でフル充電が完了します。
また、ルーフにはポップアップルーフを標準装備しており、奥行き2400mm、幅1170mmの広々としたスペースが広がります。
防水テントとメッシュオープン仕様で、通気性と快適性を両立しています。さらに、ギャレー&シャワー、DCクーラーも備わっており、車中泊をより快適にサポートします。
ボディには高断熱コンポジネットパネルを採用しており、軽量でありながら断熱性と保温性に優れています。アルミボディの採用も軽量化に貢献しています。
価格(消費税込み)はノーマルタイプ(タイプL/S)が378万円から、EVOシステム搭載車が522万5000円からです。
なお会場の展示車は、標準装備のほかLEDパックやFFヒーターなどのオプションを搭載し、559万7130円にて案内されていました。
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会場での反響についてパパビルド担当者は、「引退されたご夫婦や、ワンちゃんとお出かけされる女性など、少人数で楽しんでいただいています」とのこと。
コンパクトながらも快適性を追求したドギーは、ペット連れやシニア層にもぴったりの一台です。
Writer: シープロダクション
自動車を中心とした記事制作を手がけている制作ユニット。わかりやすく読みやすい構成を意識し、新車情報やカーライフに役立つ知識まで幅広く発信している。クルマ好きはもちろん、ライトユーザーでも楽しめるコンテンツを心がけている。






















































