カワサキ「新Z900RS」発表! 世界初公開されたばかりの最新モデルが「黒すぎ仕様」で登場! 26年2月に「Black Ball Edition」発売 マフラー以外ほぼブラック仕上げに

カワサキは2025年10月29日に、新型モデル「Z900RS Black Ball Edition」を2026年2月に発売予定であることを発表しました。

超精悍なブラック仕様

 カワサキは2025年10月29日に、新型モデル「Z900RS Black Ball Edition」を2026年2月に発売予定であることを発表しました。

 2018年のデビュー以来、多くのライダーから支持を集めてきたZ900RSは、カワサキの歴史に名を刻む名車「Z1」の血統を受け継ぐモデルです。その魅力は、クラシカルなスタイリングと現代的な走行性能を見事に融合させたレトロスポーツというコンセプトにあります。

カワサキの新型モデル「Z900RS Black Ball Edition」
カワサキの新型モデル「Z900RS Black Ball Edition」

 新たに登場したBlack Ball Editionは、その名の通り圧倒的な存在感を放つオールブラックスタイルを構築しています。メーターベゼルやヘッドライトリム、ハンドルバー、ブレーキ&クラッチレバー、フロントフェンダーステーといった細部に至るまでブラックで統一。さらに、ラジエーターシュラウド、ニーグリップカバー、燃料タンクキャップ、チェーン、そして前後ホイールもブラック仕上げとされ、精悍な印象を際立たせています。

 2026年モデルの心臓部には、排気量900ccの水冷4ストローク並列4気筒エンジンが搭載されます。新たにETV(電子制御スロットルバルブ)が採用されたことで、従来からのダイレクトな駆動フィールはそのままに、低回転域ではより滑らかな操作性を実現しました。一方で高回転域においては、力強くエキサイティングな走行体験を提供します。また、ライダーを高揚させる排気音を実現するためのサウンドチューニングも施されています。

 先進のライダーサポート技術も豊富に搭載されています。ボッシュ製IMU(慣性計測装置)を活用した「KCMF(カワサキコーナリングマネジメントファンクション)」や、シフトアップとダウンの両方に対応する「KQS(カワサキクイックシフター)」、「KTRC(カワサキトラクションコントロール)」、ABS、エレクトロニッククルーズコントロールなどが、走る歓びと安心感を一層高いレベルへと引き上げます。

 車体の骨格となる軽量トレリスフレームは、スリムなティアドロップフューエルタンクを抱え込み、リラックスしてライディングを楽しめるハンドリング特性に貢献しています。

 足回りには、フルアジャスタブル倒立フロントフォークとホリゾンタルバックリンク式リアサスペンションを装備。ブレーキシステムには、高い制動力と優れた操作性を発揮するラジアルマウントブレーキが採用されています。

 デザイン面では、Z1からインスピレーションを受けたティアドロップ型フューエルタンクや、Z1の意匠を継承した丸型LEDヘッドライト、二眼式メーターなどが伝統的なスタイルを表現しています。同時に、オーバル形状のLEDテールライトはクラシカルな雰囲気と現代技術を融合させています。国内仕様ではローシートが標準装備となり、厚みのあるウレタンフォームやナローハンドルバーの採用によって、優れたフィット感と扱いやすさを向上させています。

 また、レトロな外観でありながら、音声コマンドやナビ機能などの現代的な機能も利用可能です。

 カワサキは「タイムレスとは、変わらないことではなく、本質を守りながら進化し続けること」という哲学を掲げており、Z900RSはまさにその哲学を未来へと語り継ぐ存在として位置づけられています。

【画像】超カッコいい! これが「Z900RS Black Ball Edition」です(14枚)

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Writer: くるまのニュース編集部

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