「未来の街とクルマ」 がデンソーの技術で“つながる”!? 革新的技術の展示に心温まるストーリーも…!

デンソーが「ジャパンモビリティショー2025」に出展し、「街、つなぐ、モビリティ‐技術が変える未来のかたち‐」をテーマにした体験型ブースを公開しました。

AIが“人によりそう”クルマへ SDV時代の新しい移動を提案

 デンソーが、東京ビッグサイト(東京都江東区)で2025年10月30日~11月9日(一般公開は10月31日から)に開催される「ジャパンモビリティショー2025」に出展します。開幕前日の10月29日、ブースがメディア向けに公開されました。

 デンソーブースのテーマは「街、つなぐ、モビリティ‐技術が変える未来のかたち‐」。ブース内を「人によりそうモビリティ」と「人と自然に優しいエネルギーマネージメント」のふたつに分けて“未来”を提案しています。

デンソーブースは西3・4ホール(W4208)で来場者をお出迎え
デンソーブースは西3・4ホール(W4208)で来場者をお出迎え

「人によりそうモビリティ」エリアでは、クルマとの会話や運転中の状況に応じて、ドライバーへ最適な提案をしてくれる――そんな未来のワンシーンを体験できます。

 このような“進化するモビリティ”は「SDV(ソフトウェア・デファインド・ビークル)」と呼ばれ、スマートフォンのようにソフトウェアをアップデートしたり、AIや社会インフラと連携できたりする「次世代のクルマ」です。

 ブースでは、公共交通機関を長距離の移動に利用し、目的地ではレンタカーを活用する家族旅行を想定した演出が展開されています。来場者は実際にシートに座り、予約したレンタカーが駅前のロータリーまで自動で迎えに来たり、搭乗者それぞれに合わせた観光プランを提案してくれたりといった「未来の移動体験」をリアルに感じられます。

 前方の大型スクリーンと、運転席から助手席まで広がる大画面の「ピラーtoピラーディスプレイ」が連動し、好みに応じたサービスやアプリの提案、走行中に充電ができるルートの案内など、至れり尽くせりの体験が楽しめます。

 また、観光地の入り組んだ路地など死角の多い道路では、周囲を走る車両や街の見守りカメラと連携し、歩行者や自転車を認識して危険を回避する仕組みも紹介。さらに、ドライバーの健康状態を見守るヘルスケア機能や、助手席に乗り込んだタイミングで音楽を再生してくれるAIの提案など、人に寄り添うモビリティ像が描かれています。

 体験ブースに併設された展示では、デンソーが半世紀以上にわたり研究・開発・製造を続けてきた「半導体技術」も紹介。効率的かつスピーディーに製品を生産できる強みが、電動車の開発スピード向上に貢献していることが理解できます。

 また、均一に造ることが難しいチップウエハー(半導体基盤の大本の部品)を独自技術によって大型化することで部品点数を削減し、サステナブルなモノづくりにつなげていることの紹介や、「SiC搭載平置き両面冷却インバーター」も展示。これはトヨタのEV「bZ4X」に採用されているもので、小型化と高効率化を両立した注目の製品です。

 ブース担当者によれば、「今回のトピックスとしてぜひ注目してほしい部分」とのことでした。

デンソーの環境技術を五感で体感 演出とストーリーで描く“優しい未来”

 次に「人と自然に優しいエネルギーマネジメント」エリアでは、床に埋め込まれた大型スクリーンを使って、クルマから発生する熱や電気を効率よく活用する技術や、車両開発で培ってきたノウハウを応用した水素製造装置などを紹介。デンソーの技術によって、街全体のエネルギーを持続的にマネジメントできる未来像が描かれています。

30分ごとに上演される「デンソーの環境技術が描く未来のワンシーン」は必見のコンテンツ
30分ごとに上演される「デンソーの環境技術が描く未来のワンシーン」は必見のコンテンツ

 その奥では「熱源をどう確保していくか」というテーマで、電動化時代の新たな課題とその解決策を紹介しています。クルマの電動化が進むと、従来ヒーターの熱源となっていたエンジンがなくなるため、「熱」の確保が課題となります。

 デンソーが長年培ってきた熱制御技術と電動化技術を融合し、モーターやバッテリーから発生するわずかな熱を回収して空調に再利用する取り組みを展示。これにより、航続距離の延伸や、寒冷地での性能向上、さらにはバッテリーをあらかじめ温めて充電を効率化する技術など、熱と電動の両技術が融合して初めて実現できる未来が紹介されています。

 さらにブースの奥では、別の体感型施設も設けられています。映像や体感装置、そして役者による演技を組み合わせ、「デンソーの環境技術が描く未来のワンシーン」を来場者は見ることができます。

 ここでは、2025年6月にリニューアルした「デンソーミュージアム」(愛知県刈谷市)で紹介されている技術のうち、環境技術に焦点を当てた内容をさらに発展。五感によって体感できる臨場感ある演出が加えられています。とある未来の街を舞台に、生まれ育った街とモビリティカーが、デンソーの技術によって“心をつなぐ”温かなストーリーが展開されます。

 観客席に設けられた輻射ヒーターなどによって、未来の世界をストーリーと共に体感できる仕掛けも。終盤には、あっと驚くような演出も用意されており…。上映は30分ごとにおこなわれているので、気になった人はデンソーブースに足を運んでみてはいかがでしょうか。

【画像】デンソーが創る未来ってこんな感じ!? JMS2025「デンソー」ブースを写真でチェック!(53枚)

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