スズキが「“1人乗り”小さい四輪車」世界初公開! 全長1.3m級のコンパクトボディ×使い勝手よすぎる“新たな荷台”採用! フルモデルチェンジ並みに進化した「スズライド2」がスゴい!
スズキは「ジャパンモビリティショー(JMS)2025」で、「特定小型原動機付自転車」に分類される「SUZU-RIDE2(スズライド2)」を世界初公開しました。前回のJMS2023で披露された「スズライド」から大きな進化を遂げて新たに披露されました。
フルモデルチェンジ並みに進化した「スズライド2」がスゴい!
スズキは2025年10月29日、同日より開幕した「ジャパンモビリティショー2025」(一般公開は31日から)にて、「SUZU-RIDE2(スズライド2)」を世界初公開しました。
前回、2023年に開催されたジャパンモビリティショーでは、「SUZU-RIDE(スズライド)」と「SUZU-CARGO(スズカーゴ)」が披露されましたが、今回参考出品されたスズライド2は、フルモデルチェンジ並みに刷新されたプロトタイプとして登場しました。

スズライド2は、電動キックボードと同じく「特定小型原動機付自転車」に分類される1人乗りの「電動パーソナルモビリティ」。16歳以上であれば運転免許がなくても運転することができるほか、ヘルメットの着用も努力義務となっています。
ボディサイズは全長1350mm×全幅600mm×全高1250mmと非常にコンパクト。最高時速は12km/hを実現(法規上の最高速度は20km/h)。走行モードを変更すると6km/hの低速走行が可能となり、この場合は歩道を通行することができる点は電動キックボードと同じです。
ただし、電動キックボードと違い、車輪が4つ備わることから、転倒しにくく、安定した走行が可能となっています。
そして、今回披露されたスズライド2では、「走る・曲がる・止まる」という車両の基本性能をはじめ、乗り心地や扱いやすさが、大幅にレベルアップしました。
使い勝手の面もスズライドと大きく異なり、前回は箱(ボックス)の上に座るユニークな構造でしたが、スズライド2ではシートと荷台が分離され、これにより、多様な用途に対応できる高い汎用性を実現しています。
また、荷台がオープン型になったことで、高さやボリュームのある荷物も積みやすくなりました。なお、最大積載量は特定小型原付の規定に基づき30kgまでとなっています。
走行性能も大きく進化しており、サスペンションが変更されたほか、低重心化も図られ、安定性と扱いやすさが向上しました。
特に乗り心地は大幅に改善され、段差を乗り越える際の車体を安定させる硬さと、乗員への衝撃を和らげる快適な柔らかさを両立させるべく、バランス取りを追求しています。
操作系も刷新され、アクセルは、前回の親指で押すレバー式からスライド式アクセルレバーに変更。これにより、ハンドルを切った状態でもグリップを握ったまま、より自然な操作が可能になりました。
車体デザインや装備も細かく見直されています。乗車時の安定性を高めるため、新たに足置き用のステップを追加。最高速度表示灯は、従来のグリップエンド内蔵型から、ハンドル操作時に手で隠れにくく、周囲からの視認性が高い位置に変更されています。
エクステリアでは、スズキの新しいフラットなエンブレムが採用されたほか、インテリアは、ドリンクホルダーが足元の空間確保とホールド性を両立する形状に変更されました。なお、バッテリーはシート下のボックス内に搭載されています。
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スズライド2の開発者は、「日常の生活使いからレジャー、さらには商用利用まで、非常に幅広いシーンでの使用を想定して開発しています。従来のシニアカーとは一線を画し、元気で若々しく乗ることを目指した新しい乗り物として設計しました」とコメントしています。
現在、市販化を前提に開発を進めていると言い、新しいジャンルの乗り物として期待がかかります。
Writer: くるまのニュース編集部
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