「混練」とは? EVに必須の「ものづくり」が体験できるコーナーも! バッテリーの“イロハ”がわかるトヨタバッテリーブース

トヨタバッテリーが、東京ビッグサイト(東京都江東区)で2025年10月30日~11月9日(一般公開は10月31日から)の日程で開催中の「ジャパンモビリティショー2025」に出展しています。

バッテリーの過去・現在・未来がひと目でわかる!

 トヨタバッテリーが、東京ビッグサイト(東京都江東区)で2025年10月30日~11月9日(一般公開は10月31日から)の日程で開催中の「ジャパンモビリティショー2025」に出展しています。開幕前日の29日、ブースがメディア向けに公開され、車載バッテリーに関するさまざまな技術がお披露目されました。

JMS2025 トヨタバッテリーも出展している共同ブース
JMS2025 トヨタバッテリーも出展している共同ブース

「BATTERY to the FUTURE」がコンセプトという今回の展示は、2024年10月にプライムアースEVエナジーから名称変更されたトヨタバッテリーを中心に、トヨタ、豊田自動織機、ジェイテクト、豊田通商、プライムプラネットエナジー&ソリューションズの6社合同によって展開されています。

 ブースでは、トヨタグループの創始者である豊田佐吉氏が夢見た「佐吉電池」に始まる電池づくりの歴史や、新型リチウムイオン電池を搭載したトヨタ「bZ4X」のカットモデル、使用後の資源循環を見据えたサーキュラーエコノミー実現に向けた活動など、さまざまな展示が行われています。

 特に、1997年に発売された初代「プリウス」をはじめとする歴代ハイブリッド車のバッテリー展示では、年を追うごとに小型化・軽量化していく過程をひと目で確認できます。

 ブースの担当者は「バッテリーそのものは普段あまり目にする機会がないものですが、BEV(バッテリー式電気自動車)をはじめとする電動車にとっては、非常に重要なものです。トヨタバッテリーの展示を通して、バッテリーへの理解が深まればうれしいです」と話していました。

製造時のCO2削減にも貢献!

 また、バッテリーの製造工程についての展示も行われ、素材同士を混ぜ合わせる「混練」という工程を来場者が実際に体験できます。

 担当者は次のように説明します。

「この体験コーナーのために、実際の製造工程で用いられているものとほぼ同じ構造の『2軸混練機』を製作しました。

 混練するための機械にはさまざまなタイプがありますが、『2軸混練機』を用いると素材同士をダマなく均一に混ぜ合わせることができるのはもちろん、設備をよりコンパクトにできます。

 設備をコンパクトにできるということは、製造時のCO2排出量の削減にもつながります。そういった部分まで気を配っているということも、トヨタバッテリーの強みだと思います」

新型リチウムイオン電池を搭載したトヨタ「bZ4X」のカットモデル
新型リチウムイオン電池を搭載したトヨタ「bZ4X」のカットモデル

「ジャパンモビリティショー2025」は、2025年10月30日〜11月9日(一般公開は10月31日から)に東京ビッグサイト(東京都江東区)で開催。トヨタバッテリーのブースは、東京ビッグサイト西展示棟4階(西3・4ホール)、ブース番号W4106です。

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Writer: Peacock Blue K.K.

東京・渋谷を拠点とするオンライン・ニュース・エージェンシー。インターネット・ユーザーの興味関心をひくライトな記事を中心に、独自の取材ネットワークを活用した新車スクープ記事、ビジネスコラム、海外現地取材記事など、年間約5000本のコンテンツを配信中。2017年創業。

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