日産「新型エルグランド」“初”公開へ! 15年ぶり全面刷新の「キングオブミニバン」に“問合せ”も殺到に! 強敵「アル・ヴェル」に立ち向かう「日産渾身の1台」に注目集まる

まもなく開催される「ジャパンモビリティショー2025」。日産は新型「エルグランド」を世界初公開する予定です。販売店にはすでに発売を期待する人などから多数の問い合わせが入っているようです。

次期エルグランドのデビューが確定

 日産は2025年10月29日より開催される自動車ショー「JAPAN MOBILITY SHOW 2025(ジャパンモビリティショー2025/以下JMS2025)」の出展概要を発表し、その出展内容を公開しました。

 今回、日産の目玉となる車種に新型「エルグランド」がありますが、発売を前にして販売店にはどのような声が寄せられているのでしょうか。

日産新型「エルグランド」まもなく登場
日産新型「エルグランド」まもなく登場

 今回のJMS2025で日産はあわせて10台の出展を予定しており、そのなかには参考出品として新型エルグランドの世界初公開も予定されています。

 初代エルグランドは1997年5月にデビュー。豪華でハイパワーな高級ミニバンの地位を確立。そして5年後の2002年5月に2代目へとフルモデルチェンジし、「キングオブミニバン」としてさらに強いデザインを採用し、正統進化しました。

 そして現行型となる3代目は2010年8月にデビューし、現在にいたります。

 3代目エルグランドは、マイナーチェンジや一部改良を繰り返しつつ、15年ものあいだ生産・販売されており、ライバル車の台頭からフルモデルチェンジが求められていました。

 そして今回、4代目となる新型エルグランドは、2025年2月に日産の経営改革の一環として国内市場に新型大型ミニバンを投入するとアナウンスがあり、「ついにエルグランドがフルモデルチェンジするのか」といった機運が高まりました。

 その後、同年4月には、新型ミニバンがエルグランドであることが明言され、さらにはティーザー画像が公開されました。

 4代目となる新型エルグランドは、第3世代となる「e-POWER」ハイブリッドを搭載し、2026年度の発売を予定しています。

 エルグランドの最大のライバルともいえる、トヨタ「アルファード」の2024年の累計販売台数は7万9374台であり、1ヶ月あたりコンスタントに6千台〜8千台は売れている超がつくほどの人気モデルです。

 ちなみに、近年のエルグランドの販売台数は年間で2千台前後、1ヶ月あたり100〜200台であり、その差は歴然。かつてのキングオブミニバンの存在感はすっかり影を潜めてしかっています。

 今回エルグランドオーナー、そしてファンにとってはようやくともいうべきニューモデルに熱い期待を寄せていることでしょう。

 そんな新型エルグランドについて、ユーザーの反響について首都圏の日産ディーラーに聞いてみました。

「『いつから予約できるのか』『1番に納車して欲しい』『発売日に買う』など、フルモデルチェンジを待ちわびたエルグランドオーナー、(ミドルサイズミニバンの)『セレナ』オーナーの方からお問い合わせをいただいております。

…とはいえ、現場にはまだ何も情報が届いていないので、ご案内することができないのです。ただ、お客様の熱量はひしひしと伝わってきます。

 我々としてもようやく『アルファード/ヴェルファイア』に対抗できるミニバンがフルモデルチェンジするということで期待しているんです」

 また、別の日産ディーラーからはこんな声も。

「先代モデルのセレナe-POWERをお持ちのお客様が点検でご来店いただいた際に『次はアルファードを考えていたけれど、新型エルグランドがデビューすると聞いて様子を見ている』とおっしゃっていました。

『もともと日産車が好きだし、セレナの次に乗り換えるとしたら最新のセレナを選ぶか、アルファード・ヴェルファイアしか選択肢がなかったけれど、現行モデルのアル・ヴェルは街中にあふれているしできれば日産車で考えていた。だから、次期エルグランドにはとても期待している』とのことでした。

 販売の現場としても、アルファード・ヴェルファイアに対抗できるLクラスミニバンのデビューを待ち望んでいるんですが、価格帯がどれくらいになるのかが唯一の気がかりです」

 現行セレナのe-POWERの主なモデルは400万円オーバーであり、次期エルグランドはそれよりも高額になることはほぼ確実といえます。

 現行アルファードの主な価格帯が500万円オーバーであることからも、これに準じるのではないでしょうか。

 日産が誇る最上級ミニバンにふさわしい車格と仕立てに期待したいところです。

【画像】超カッコイイ! これが日産「新型エルグランド」の全貌です! 画像で見る(30枚以上)

参加無料!Amazonギフト券贈呈 自動車DXサミット BYD登壇 最新事例を紹介(外部リンク)

画像ギャラリー

Writer: 松村透

株式会社キズナノート代表取締役。エディター/ライター/ディレクター/プランナー。
輸入車の取扱説明書制作を経て、2006年にベストモータリング/ホットバージョン公式サイトリニューアルを担当後、2013年に独立。フリーランスを経て株式会社キズナノートを設立。現在に至る。
2016年3月〜トヨタ GAZOO愛車広場連載中。ベストカー/ベストカーWeb/WebCARTOP他、外車王SOKEN/旧車王ヒストリア編集長を兼務する。

実績500万人超!お得に車売却(外部リンク)

新車不足で人気沸騰!欲しい車を中古車で探す

【NEW】自動車カタログでスペック情報を見る

【2025年最新】自動車保険満足度ランキング

最新記事

メーカーからクルマをさがす

国産自動車メーカー

輸入自動車メーカー