日産「新型エルグランド」世界初公開! 約15年ぶりのフルモデルチェンジで「走る歓びと快適性」を両立! 4代目は威風堂々たる存在感を付与! 26年度に発売
デザインが体現する「威風堂々」―日本の美と先進技術の融合
新型エルグランドのデザインを手掛けたのはプログラムデザインダイレクター、佐藤大氏です。
掲げたコンセプトは「The Private MAGREV(プライベートマグレブ)」。非日常の旅への期待と高揚感を、デザインで表現したといいます。

「ビジネスでホテルに乗りつけても似合い、休日に自然の中を走っても映える。そんな“どこにいても絵になるクルマ”を目指しました」と佐藤氏は語ります。
エクステリアは“威風堂々”の言葉どおり、存在感と優雅さを兼ね備えた造形に仕上げられました。
押し出し感のあるフロントフェイスには、日本の伝統工芸「組子」をモチーフにしたグリルパターンを採用。
大きな面と緻密なディテールのコントラストが、日本庭園の「間」と「整」を思わせる独特の美しさを生み出しています。
「日本の美意識を未来のデザインとして昇華させたかった」と佐藤氏。「凛とした静けさと、先進性を共存させた造形です」と続けます。
ボディサイズは全長4995mm×全幅1895mm×全高1975mm(数値は日産測定値)という堂々たるプロポーションを持ち、リアの逆スラントDピラーや水平に走るリアコンビランプが伸びやかさを強調。
さらにオーナーを迎える「ウェルカムアニメーション」を備え、光の演出で上質なおもてなしを表現しています。

インテリアは「プライベートラウンジ」をテーマに、モダンで落ち着いた空間に仕立てられました。
水平基調のインパネと高いセンターコンソールが広がりを感じさせ、ドライバーに向けてわずかに傾けられたディスプレイが操作性と包まれ感を両立しています。
14.3インチのモノリスクリーンを中心に、スイッチ類は静電式でシームレスに統合。間接照明は最大64色から選べ、昼夜問わず上質な雰囲気を演出します。
さらに、BOSE製22スピーカーによる3Dサラウンドサウンドシステムを搭載するなど、移動そのものが特別な体験となるよう設計されています。
シートコーディネートには、日本の伝統色を取り入れた「紫檀(シタン)」を採用。紫と青を基調にした落ち着きのある色合いが、気品ある室内を演出します。
ボディカラーには「FUJI DAWN(フジドーン)」と「至極(シゴク)」という新色が設定され、いずれも日本の自然と美意識を現代的に表現したものです。
※ ※ ※
新型エルグランドは、走り・デザイン・快適性のすべてにおいて“威風堂々”の名にふさわしい完成度を誇ります。
伝統と革新が融合したこの一台は、再びプレミアムミニバンの新たな基準を打ち立てる存在になることでしょう。
なお、同車は2026年度に発売予定であることが明らかになっています。
Writer: くるまのニュース編集部
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