トヨタの「新型“スーパーカー”」まもなく登場!? まさかの「V10エンジン」搭載説も? もはや「レーシングカー」な「GR GT3コンセプト」いったいどうなるのか

トヨタガズーレーシングが「東京オートサロン2022」に出展していた「GR GT3コンセプト」。大型リアウイング、低い全高、大径タイヤなど、レーシングカーさながらの姿が印象的でしたが、実ははいま、そのロードカーの登場が期待されています。

GR「スーパーカー」は2025年末にワールドプレミアへ

 2022年1月の「東京オートサロン2022」でTOYOTA GAZOO Racing(TGR:トヨタガズーレーシング)が世界初公開した「GR GT3コンセプト」。

 レーシングカーのコンセプトモデルかと思いきや、そのロードカーが登場する可能性が噂されています。どのようなクルマなのでしょうか。

トヨタの新型「スーパーカー」がいよいよデビューする!
トヨタの新型「スーパーカー」がいよいよデビューする!

 長いフロントノーズにスワンネックで吊り下げられた大型ウィング、フロントバンパーサイドについたカナード、前方へ突き出したフロントリップ、横一文字のテールランプなど、レーシングカーそのもののスタイリングで登場したGR GT3コンセプト。

 全長4590mm×全幅2040mm×全高1140mm、ホイールベースは2725mmと発表されており、フロントタイヤの後方には、排気用ダクトが確認されていることから、BEV(バッテリーEV:電気自動車)仕様ではないことも確認できます。

 また「GT3」と名が付くことから、市販車をベースにしたカテゴリである、FIA(国際自動車連盟)の“GT3”規定を想定していることは明らかです。

 GT3は、ル・マン24時間レースなどのWEC(世界耐久選手権)や日本のSUPER GT、スーパー耐久レース(S耐)など、参戦可能なカテゴリが豊富で、市販車両がベースであることから、現在世界的に人気の高いカテゴリーです。

 当時TGRはこのGR GT3コンセプトについて、「モータースポーツ業界をサステナブル(持続可能)にしていくため、カスタマーモータースポーツ活動の取り組みをさらに加速するべく、カスタマーモータースポーツの最高峰“GT3”向けのお客様に選んでいただける魅力的なクルマをご提供したい」と説明していました。

 GT3カテゴリへ出るには、ベースとなる市販車を規定台数生産するホモロゲーションが必要となるため、ロードカーの登場は間違いなくあるものと考えられています。

 このGR GT3コンセプトについては、そのスタイリッシュなデザインから、かつてのレクサスのフラッグシップスポーツ「LFA」の後継車ではないかとの噂もありましたが、2021年12月に発表されたレクサスのスーパースポーツコンセプト「エレクトリファイドスポーツ」がBEVコンセプトカーであったことから、別のクルマであることがわかります。

 いっぽう、既存のトヨタGT3マシンであるレクサス「RC F GT3」も、年々改良を加えながら10年近く使用され続けていることから、新型のGT3向け車両として、GR GT3コンセプトの市販モデルが登場することは確実でしょう。

※ ※ ※

 2022年の発表から動きのなかったGR GT3コンセプトですが、2025年7月に英国で開催された「グッドウッドフェスティバルオブスピード」に、カモフラージュを施した姿の「トヨタ GT レーシング コンセプト」とその市販バージョン「トヨタ GT コンセプト」と名乗る2台のプロトタイプカーが登場しました。

 マルチシリンダーらしき野太い排気音を奏でていたことから、おそらくV型6気筒やV型8気筒エンジン、ひょっとするとV型10気筒エンジンを搭載している可能性もあります。

 10月末開催の「ジャパンモビリティショー(JMS)2025」での正式披露が期待されましたが、その後オウンドメディア「トヨタイムズ」でおこなわれたライブ配信において、トヨタの豊田章男会長が「私が年末にワールドプレミアをやります」と発言し、JMSには出さないと明らかにしています。

 2026年1月の「東京オートサロン2026」でのお披露目が有力視されていますが、トヨタがつくるスーパーカーは果たしてどのような姿で現れるのか、大いに期待が高まります。

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