「シャワー室」完備!? 日産「大型ワンボックス商用バン」がスゴい! 全長5m級「ひろびろボディ」に「電子レンジ」「家庭用エアコン」もついてて最高です! レクビィの本格「キャラバン」キャンピングカー「イゾラ」に注目
「横浜キャンピングカーショー(YCCS)2025」にて、レクビィが注目モデル「ISOLA(イゾラ)」を披露。日産「キャラバン」をベースに、快適性とデザイン性を両立した一台です。
大型ワンボックスバンが「極上空間」に変身!
2025年10月18日から19日まで、パシフィコ横浜(横浜市西区)にて「横浜キャンピングカーショー(YCCS)2025」が開催され、各社の個性豊かなモデルが並びました。
なかでも注目を集めたのが、レクビィが日産「キャラバン」をベースに仕上げたバンコンタイプのキャンピングカー「ISOLA(イゾラ)」です。どのような特徴があるのでしょうか。

レクビィは、愛知県瀬戸市に本社を構えるキャンピングカービルダー。1984年の創業以来、使いやすさと快適性を追求した車両づくりを続けてきました。
今回展示されたイゾラは、キャラバンのスーパーロング特装車をベースに、レクビィならではの工夫が随所に施されたモデルです。
車両サイズは全長5080mm×全幅1695mm×全高は2400mm、駆動方式は2WDと4WDが選択可能。エンジンは2.5リッターガソリンまたはディーゼルを搭載しています。
イゾラの最大の特徴は、車内後方に設けられた完全防水のマルチルームです。幅115cm、奥行き最大73cm、高さ158cmと広々とした個室空間で、折れ戸でダイネットと仕切ることができます。
防水マルチルームについて、会場の担当者は以下のように話します。
「シャワールームとして使えるだけでなく、トイレを置いてトイレルームにしたり、趣味の道具を収納したり、汚れたものを置いて水洗いしたりと、使い方は本当に多彩です。わんちゃんの足を洗うスペースとしても便利ですよ」
さらに、エンジンの熱を利用してお湯をつくることもできるといい、アウトドア後のシャワー利用にも適していています。
室内は、片側にダイネットテーブルと対面式ソファ、もう片側にベッド兼用のサイドソファを配置。
就寝時にはサイドソファと組み合わせてベッドスペースを展開が可能で、大人2名と子供1名がゆったりと休めるサイズ感です。なお就寝定員は3名。乗車定員は6名で、普段使いにも対応できる設計です。
電装系も充実しており、300Ahのリチウムイオンバッテリーを中心に、2000Wインバーター、家庭用エアコン、電子レンジ、49リッター冷蔵庫、ソーラーパネルなどが標準装備されています。これにより、外部電源がない環境でも快適な生活が可能です。
価格(消費税込)は2WD・ガソリン仕様で936万6500円、4WD・ディーゼル仕様で1034万6600円となっています。
なお会場の展示車は標準装備のほか、オプションの温水設備、水道設備、ペットベッドなどを備え、992万3100円(2WD・ガソリン仕様)で案内されていました。
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会場の担当者によれば、防水ルームは「うちのオリジナルで(他社では)あまり見ない構成なので、反響はとても大きい」とのこと。YCCS2025会場でも来場者の関心を集めていました。
購入層については、「ハイエースにはないサイズ感で、“ちょうどいい”と感じてくださる方が多い」と語り、実際にはファミリー層よりも「ご夫婦でゆっくり時間ができた方」が多く、2人旅を快適に楽しめるサイズ感が支持されているようです。
イゾラは、旅の自由と快適さを両立させたレクビィならではの一台。特に防水マルチルームは他社にはない独自装備として注目を集めており、アウトドア派やペット連れのユーザーにとって理想的な一台といえます。
Writer: シープロダクション
自動車を中心とした記事制作を手がけている制作ユニット。わかりやすく読みやすい構成を意識し、新車情報やカーライフに役立つ知識まで幅広く発信している。クルマ好きはもちろん、ライトユーザーでも楽しめるコンテンツを心がけている。



























































































