ホンダの世界初「新型エンジン」に期待大! 伝統の「赤ヘッド」に“電動過給器”搭載した「すごい内燃機関」どのモデルに搭載する!? “常識外れ”で先進的な「V型3気筒エンジン」に大注目!
2025年3月から4月にかけて大阪・東京・名古屋で開催された「モーターサイクルショー」でホンダが日本初公開した、世界初の「電動過給機付きV型3気筒エンジン」。はたしてどのようなパワーユニットで、一体どんなモデルに搭載されるのでしょうか。
ホンダの世界初「新型“V3”エンジン」に期待大!
2025年10月30日から11月9日にかけ、国内最大のモーターショー「JAPAN MOBILITY SHOW(ジャパンモビリティショー)2025」が開催されます。
そこでクルマ好きのみならずバイク好きも気になるのが、2025年3月から4月にかけて大阪・東京・名古屋で開催された「モーターサイクルショー」でホンダが日本初公開した、世界初の「電動過給機付きV型3気筒エンジン」の続報です。
はたしてどのようなパワーユニットで、一体どんなモデルに搭載されるのでしょうか。そして今回のジャパンモビリティショー2025において、より進化した姿を披露してくれるのでしょうか。

この新型エンジンは、2024年11月の「EICMA 2024(ミラノショー)」で初公開されたコンセプトモデルに搭載されていたもので、水冷75度のV型3気筒レイアウトと、モーター駆動の電動過給機という、二輪車においては前例のない構成を採用。
特徴としては、過給圧を任意にコントロールできる電動システムによって、低回転域から高いレスポンスと力強いトルク特性を実現している点にあります。
また、インタークーラーが不要となるため、マスの集中化と軽量化に貢献し、スリムかつコンパクトなパッケージングを可能にしました。
これらの特性により、車体レイアウトの自由度が高まり、将来的に様々なタイプのモデルへの採用と応用が期待されるのです。
ホンダはこの「新型V型3気筒+電動過給機」を、内燃機関分野における新たな挑戦と位置づけており、同社が今後展開するモデルへ搭載するべく、量産化に向けた開発を継続・加速させていく方針を示しています。
そしてこのような先進的な試みは、ホンダが過去にも挑んできた「変わり種エンジン」の歴史的な系譜の延長線上にあるといえるでしょう。
いくつかの例をバイクで挙げるなら、1992年に登場した「NR750」はV型4気筒でありながら楕円ピストンを採用し、1気筒8バルブという異例の構成を持ち、レース由来の技術を市販車に落とし込んだ代表例として知られています。
また、1980年代の「CX500ターボ」「CX650ターボ」シリーズでは、水冷縦置きV型2気筒エンジンに世界初のターボチャージャーを搭載した量産バイクを発表し、電子制御燃料噴射などの四輪技術を応用しました。
さらに遡れば、1960年代のGPマシン「RC166」は、250ccという小排気量で並列6気筒という常識外れのレイアウトを採用し、超高回転性能で当時のレースシーンを席巻しました。
比較的近年では、2000年代の「DN-01」が、オートマチック変速機「HFT」を搭載し、スクーターとスポーツバイクの中間という新たなカテゴリを提案したことも。
このように、実はホンダは一貫して既成概念にとらわれない開発姿勢を示してきたのです。
よって今回のV型3気筒+電動過給機エンジンも、まさにホンダらしい技術的な「常識外れ」の系譜を継ぐ、先進的なパワーユニットとなるでしょう。
この新型エンジンをについてホンダは、「操る楽しさ、所有する喜びをより一層体感いただくこと」を目指して開発していると説明。
ホンダの技術力を象徴する旗艦モデルに搭載される姿を目にする日は、決して遠くなさそうです。
もちろん、具体的な市販化や搭載車種はまだ公表されていません。
しかし多くのクルマおよびバイク好きから広く注目を集めたことからも、ジャパンモビリティショー2025でこのエンジンに関する続報が発表されるのか、期待せずにはいられません。
Writer: くるまのニュース編集部
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