400万円台後半から!? トヨタ「新型RAV4」25年12月発売! 初の「GRスポーツ」設定&全車が“電動モデル”に刷新! 「一番売れているコンパクトSUV」米国仕様とは!
トヨタ「新型RAV4」がまもなく米国で発売される予定です。6代目となる新型モデルはどのような特徴があるのでしょうか。
米国で一番売れているコンパクトSUVが刷新!
トヨタの米国法人は2025年10月22日、SUV「RAV4」の新型モデル(2026年型)に関する情報を発表しました。

RAV4は、約30年間にわたりコンパクトSUV市場を牽引。米国トヨタは「現在、アメリカで最も売れているコンパクトSUVである」と説明しており、1996年の米国デビュー以来、累計640万台以上が販売されています。
そして、内外装デザインを一新したほか、技術面や快適性、操作性の向上に加え、最新のハイブリッド(HEV)およびプラグインハイブリッド(PHEV)パワートレインを搭載した次世代モデルが登場します。
6代目となる新型RAV4は、デザインの方向性が異なる3つのスタイルで展開。米国では、「コア」スタイルは「LE/XLE Premium/Limited」グレード、「ラギッド」スタイルは「Woodland」グレードに採用されます。
そして「スポーツ」スタイルは「SE/XSE」、初設定となる「GRスポーツ」で構成されます。
シャシも改良されており、フレーム剛性の強化や新しいサスペンション部品の採用により、よりスムーズで扱いやすい走りを目指しました。
RAV4では電動モデル(HEV・PHEV)の人気が年々高まっており、2024年にはRAV4全体の販売台数の半数以上を占めるに至りました。この流れを受け、新型モデルではラインナップをHEVまたはPHEVのいずれかを選択する形とし、100%電動化を達成します。
どちらのパワートレインも2.5リッター直列4気筒エンジンと組み合わされ、効率の良さや運転の楽しさ、高い走行性能を実現。HEVモデルはグレードによってFWD(前輪駆動)と電子オンデマンドAWD(全輪駆動)が設定され、PHEVモデルは全車AWDが標準装備されます。
ハイブリッドモデルのシステム最高出力は、AWDモデルで236馬力(従来型から17馬力増)、FWDモデルで226馬力(従来のガソリンFWDモデル比で23馬力増)へと向上します。
燃費性能も改善され、FWDモデルのメーカー複合モード評価では最大44MPG(マイル/ガロン)に達します。なお、エンジントルクはFWD、AWDともに163 lb.-ft.、電気モーター(MG2)のトルクは153 lb.-ft.です。
プラグインハイブリッドモデルは、パワフルなEV走行と効率的なハイブリッド走行の両立が魅力。トヨタの第6世代PHEVパワートレインを採用したことで、メーカー推定のEV航続距離は最大52マイル(約83.7km)と、従来比で23%も増加しました。
システム最高出力も324馬力(22馬力増)に高められた一方、燃費性能も向上しており、メーカー推定複合モード評価で最大41MPG(SE、XSEグレードで+3MPG)を達成しています。
新型RAV4は、新バージョンの「トヨタオーディオマルチメディアシステム」をトヨタ車として初めて搭載します。
この新システムは、トヨタの米コネクテッドテクノロジーチームが顧客の声をもとに開発したもので、より高速で応答性に優れた音声アシスタント、カスタマイズ可能な新しいホームメニューに、トヨタ初となる車載5G通信機能を特徴としています。
さらに、最新の予防安全パッケージ「Toyota Safety Sense (TSS 4.0)」が全車に標準装備され、従来よりも衝突被害軽減システム(プリコリジョン・ディテクション)やレーントレーシングアシストなどの検知能力がさらに向上しました。
また、新型RAV4は、Woven by Toyotaが開発した新しいソフトウェア開発プラットフォーム「Arene(アリーン)」を採用します。これは、安全機能や新しいマルチメディアシステムを動作させるための基盤となります。
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米国では、新型RAV4のハイブリッドモデルは、2025年12月から米国のトヨタディーラーに順次導入される予定です。
価格は後日発表される予定ですが、ハイブリッド・FWDモデルで3万ドル台前半からとなる見込みとのこと。日本円では400万円台後半から(1ドル=約152.5円/2025年10月23日時点)となるようです。
なお、プラグインハイブリッドモデルについては、2026年春の導入開始が予定されています。
Writer: くるまのニュース編集部
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