トヨタが「“新型”ランドクルーザーFJ」を世界初公開! シリーズ最小サイズの「新たなエントリーモデル」は“若者向け”がターゲット? 26年発売の完全新モデルはどんな特徴?
トヨタが初公開した新型「ランドクルーザーFJ」を早速若手ジャーナリストの西川 昇吾氏が解説します。
手頃な「新ランクル」は若年層向けモデルになる
トヨタは新型「ランドクルーザーFJ」を2025年10月21日に公開しました。
「ランドクルーザー」シリーズに新たに仲間に加わったこのモデルは、ほかのランドクルーザーシリーズとはどう違うのか、どのような特徴を持ったモデルなのか。その詳細を紹介していきます。

車名の「FJ」とは「Freedom&Joy」の略。ランドクルーザーに自分らしく楽しむ自由「Freedom&Joy」という新しい価値を付与して、ランドクルーザーを未来へと繋ぐという意味が込められているのです。
このようなアナウンスから考えるに、FJをランドクルーザーシリーズのエントリーモデルとして位置づけ、若いユーザーを獲得し、これからの長い将来にかけてランドクルーザーシリーズユーザーになってもらおうという狙いがあるのではないかと思われます。
価格などはまだ明らかになっていませんが、日本市場への投入は2026年中ごろを予定しているとのこと。
ボディサイズは全長4575mm×全幅1855mm×全高1960mmと、ランドクルーザーシリーズの中では最もコンパクトといえます。
またホイールベースは2580mmとランドクルーザーシリーズの中でも最小で、5.5mという最小回転半径で、取り回しの良さと優れた機動性を有しています。
今回の発表では明らかにされたパワートレインは1種類で、2.7リッターのガソリンエンジンにパートタイム4WD、そして6速ATという組み合わせです。
プラットフォームはタイを中心に展開されている途上国向け世界戦略MPV「IMV」シリーズで鍛えたものが採用されています。
前回の「ジャパンモビリティショー(JMS)2023」で展示されていた「IMV 0」を思い出せば、なんとなくイメージが湧く人もいるのではないでしょうか。
ランドクルーザーシリーズの名に恥じないよう、優れたオフロード性能もしっかりと確保されていて、オフロード試験にて弱点を徹底的に洗い出しているのです。
「サイコロ」をモチーフとしたエクステリアデザインは、居住性や積載性、悪路走破性といった機能と性能を重視したもの。またコーナーバンパーは取り外し可能な分割タイプが採用されており、壊れてもすぐに交換可能となっています。
さらにカスタマイズによる個性の演出も考慮されているのが特徴的なポイントです。
カスタマイズ内容は順次展開予定となっていますが、丸目型ヘッドランプやアウトドア用品を取り付けられるモールパネルなど、様々なアイテムを展開する予定とのこと。
すでに海外のカスタマイズ仕様の画像も公開されていて、より個性を広げる可能性を感じさせてくれます。
今月末から開催されるJMS2025にも早速展示される予定なので、気になる人はぜひ現地で実車をチェックしてみてください。




























































