ホンダ「新型プレリュード」発売で“即・注文殺到”状態に!? たった1ヶ月で「8ヶ月分売れました」 24年ぶり復活で「すぐ買えない」状態…に 初の「レンタカー」提供でお試し乗りもOK
ホンダの新型「プレリュード」について、販売店にはどのような問い合わせがあるのでしょうか。
注文殺到状態に… 乗りたいならまずはレンタカーを借りて試乗するのもあり
2025年9月5日、ついに6代目となるホンダ「プレリュード」が発売されました。それから1ヶ月以上が経過し、10月7日には「2400台」を受注したと発表されています。
では、ディーラーにはどのような反響や問い合わせがあるのでしょうか。

初代プレリュードは1978年11月にデビュー。個人が楽しむためのスペシャルプライベートカーとして、日本車初の電動サンルーフを標準装備しました。
また、世界で初めてアメリカのマスキー法をクリアした「CVCCエンジン」を搭載し、高出力と低燃費を実現した魅力あふれるモデルだったのです。
その後、1982年11年デビューの2代目、そして1987年4年デビューの3代目プレリュードはときの「デートカー」として、若者の憧れのクルマとなっていきます。
1991年9月にデビューした4代目プレリュードは、3ナンバー専用ボディとなり、ワイド&ショートのスタイリングは強烈なインパクトを与えました。もはや伝説となったF1ドライバー、アイルトン・セナがCMにも起用されたのもこのモデルです。
1996年11月にデビューした5代目では、世界初となるトルクベクタリングを実現した「アクティブトルクトランスファーシステム」を搭載するなど、常に時代の先を行く機構を備えたスペシャリティクーペであり続けたのです。
そして6代目となる現行モデルは、惜しまれつつ2001年に生産が終了した5代目プレリュードから実に24年ぶりの復活となります。
多くのクルマ好きが注目している6代目プレリュード。「シビックタイプR」のシャシーをベースに開発されました。
新たに2モーターハイブリッド「e:HEV」を搭載したほか、ホンダ初となるエキサイティングな制御「S+Shift」を採用するなど、新時代のスポーツスペシャリティモデルとして進化しました。
では、発売後の反響はどうなのでしょうか。9月下旬のある日、首都圏にあるホンダディーラーに問い合わせてみました。
「発売からそろそろ1ヶ月経ちますが『なんとかして手に入れたい』というお客様が多いようで、お問い合わせをいただくことが多いです。
販売店さんによって条件は異なるようですが、当店ではすでにお付き合いのあるお客様のなかでご購入を希望されていらっしゃるお客様のなかから優先的にご商談している状況です。
新規のお客様にお届けできるのはまだまだ先になりそうです」
また、別のホンダディーラーでも同様の見解でした。
「『試乗したいけど予約した方がいいのか』や『どうやったら購入できるのか』といったお問い合わせが多いですね。
最近はホームページで試乗車があることを確認したうえでご連絡をいただくケースが多く、週末だと順番待ちになることもあります。
『試乗はできなくてもいいから、実車を眺めてみたい』というご要望も非常に多いですね。
デザインを重視される方が多く、スペシャリティクーペの血統を受け継いだクルマであることを実感しています。
ただ、ご商談となると新規のお客様に関してはお届けできる枠が確保できていないのが現状です」
6代目プレリュードの車両本体価格は617万9800円。高額なクルマであることは確かではありますが、それでも需要が供給を上回っていることは確かなようで、発売1ヶ月で月販目標台数300台の8ヶ月分となる2400台を受注したといいます。
6代目プレリュードの購入を考えている、あるいはいち早くじっくりと試乗してみたいというのであれば、実はプレリュードレンタカーが展開されており、それを借りて乗ってみるという方法があります。
今回、ホンダ初の試みとして一部のホンダカーズディーラーに新型プレリュードが用意され、順次レンタル車両が配備されています。
もちろん、試乗車も用意されていますが、注目のモデルだけに乗ってみたいというユーザーが多く、長時間の試乗は難しい状況といえます。
それならばレンタカーとして借りることで、新型プレリュードの性能を思う存分堪能する手もありです。
参考までに、新型プレリュードの1日あたり(ディーラーの営業時間内)のレンタル料金は、3万円台(消費税込み)で設定されていることが多いようで、気になっているのではあれば、早めの行動が吉となるでしょう。
Writer: 松村透
株式会社キズナノート代表取締役。エディター/ライター/ディレクター/プランナー。
輸入車の取扱説明書制作を経て、2006年にベストモータリング/ホットバージョン公式サイトリニューアルを担当後、2013年に独立。フリーランスを経て株式会社キズナノートを設立。現在に至る。
2016年3月〜トヨタ GAZOO愛車広場連載中。ベストカー/ベストカーWeb/WebCARTOP他、外車王SOKEN/旧車王ヒストリア編集長を兼務する。





























































