三菱「新型デリカ」まもなく登場!? デビュー18年目の“大幅刷新”実施? 人気のSUVミニバン「D:5」どうなるのか?
三菱の人気モデル「デリカD:5」のビッグマイナーチェンジのうわさが飛び交っています。そうなると10月下旬から開催となる「JMS(ジャパンモビリティショー)2025」に新しい「デリカD:5」が出品されるのでしょうか? 三菱自動車の「JMS2025」出展予告と合わせて考えてみます。
デビュー18年目を迎えた長寿モデル「デリカD:5」
三菱自動車でもトップクラスの人気を集めるのが「デリカD:5」です。オフロード走行さえも可能とするユニークなミニバンとして、稀有な存在感を放っていますが、そのデビューは2007年のこと。
つまり、今年で18年目を迎える、ご長寿モデルです。そのため、これまで常に、「そろそろモデルチェンジなのでは?」と、囁かれているモデルでもあります。

そんな「デリカD:5」に、ビッグマイナーチェンジの噂が飛び交っています。しかも、12月に正式発表があり、2026年初頭から発売になるという、妙に生々しい内容です。デビュー18年目にもなるモデルですから、ビッグマイナーチェンジがあっても、少しもおかしな話ではありません。
「JMS2025」に出品される「デリカD:5」はどっち?
そこで気になるのが、10月下旬より開催される「JMS2025」です。同イベントは、かつて「東京モーターショー」と呼ばれ、2023年開催では約111万2000人が来場したという、国内屈指の自動車関連のビッグイベントです。
そんな大きなイベントですから、当然、今年も三菱も参加する予定で、すでに出展概要も発表されています。それを見ると、三菱自動車は「冒険心を呼び覚ます心豊かな未来のモビリティライフ」をテーマに、電動クロスオーバーSUVのコンセプトカー1台を筆頭に、5車種の量産モデルを展示するようです。5車種の量産車は、新型「デリカミニ」、新型「eKスペース」、「アウトランダーPHEV」、デリカD:5 、「トライトン(ラリーカー)」です。
最も注目の高いコンセプトカーは、SUVということで、はなから「デリカD:5」とは無関係。つまり、気になるのは、量産車のひとつとして展示される「デリカD:5」が、ビッグマイナーチェンジする前のモデルなのか、それとも新しくなった姿を見せてくれるのか…ということです。
「JMS2025」で姿を現す可能性は高いのか?
ちなみに、三菱が発表した出展概要には、台数も示されています。一般公開日であれば、コンセプトカー1台、新型デリカミニ3台、新型eKスペース1台、アウトランダーPHEV1台、デリカD:5 2台、トライトン(ラリーカー)1台です。
売れ筋で2025年10月29日に発売となる新型デリカミニの数が多いのは当然のこと。しかし、それに次いで多いのが2台展示となるデリカD:5です。数の多さに、三菱の「アピールしたい期待度」が表れます。そういう意味で、この2台のデリカD:5が、ビッグマイナーチェンジ後の新しい姿で登場するという可能性が感じられます。
年末の正式発表前とはいえ、100万人の来場が期待できる「JMS2025」というチャンスを三菱自動車がみすみす見逃すとは考えにくいのではないでしょうか。
それとも、じっと我慢して、年明けの東京オートサロンで、大きな話題を集めることを狙うのか…実際には「JMS2025」での発表であっても、「東京オートサロン」の発表でも、どちらも可能性は十分。いや、そもそも「ビッグマイナーチェンジする」ということも噂話というレベルです。
果たしてデリカD:5がどうなるのか? 確実なことはひとつ。「JMS2025」の三菱のブースは、絶対に要チェックということです。
Writer: 鈴木ケンイチ
1966年生まれ。國學院大学経済学部卒業後、雑誌編集者を経て独立。自動車専門誌を中心に一般誌やインターネット媒体などで執筆活動を行う。特にインタビューを得意とし、ユーザーやショップ・スタッフ、開発者などへの取材を数多く経験。モータースポーツは自身が楽しむ“遊び”として、ナンバー付きや耐久など草レースを中心に積極的に参加。見えにくい、エンジニアリングやコンセプト、魅力などを、分かりやすく説明するように、日々努力している。最近は新技術や環境関係に注目。年間3~4回の海外モーターショー取材を実施。











































