ダイハツ斬新「コペン“SUV”」!? 4人乗れる「“2ドア”ボディ」にオープンルーフ採用! パワフルな“ターボ×4WD”搭載で「ちゃんとタフ!」 すごい軽自動車「U4B」の魅力とは!
ダイハツが2001年の「第35回 東京モーターショー」で公開した「U4B」とは、一体どのようなコンセプトカーだったのでしょうか。
ダイハツ斬新「コペン“SUV”」!? 4人乗れる「オープン」仕様!
2025年10月30日から11月9日にかけ、国内最大のモーターショー「JAPAN MOBILITY SHOW(ジャパンモビリティショー)2025」が開催されます。
過去のモーターショー同様に、今年もさまざまなコンセプトカーの展示が行われ、来場者の注目を集めることでしょう。
今回は、2001年に開催の「第35回 東京モーターショー」にダイハツが出展したコンセプトカー「U4B」について改めて振り返ります。

U4Bは、ダイハツが開発したSUVテイストの軽自動車です。
2001年の東京モーターショーにおいてダイハツは、「夢のある新しいモビリティライフ」を掲げ、軽自動車から乗用車まで展開するブランドならではの革新的技術開発への取り組みを提示。
同時に、クルマの本質的魅力である「走る歓び、使う楽しさ」を提案すべく、「エコロジー」「スポーツ」「ニューコンセプト」「モータースポーツ」をテーマとする参考出品車を展示しました。
そして今回紹介するU4Bは、この4つのテーマのうち、ニューコンセプトに該当するクルマです。
ボディサイズは、全長3395mm×全幅1475mm×全高1570mm、ホイールベースは2360mmで、乗車定員は4人。
特徴としては、乗用車としての快適性と、SUVの機能性をあわせ持ち、かつ新感覚のスタイリッシュデザインを採用することにあります。
U4Bのエクステリアは、従来のSUV(およびクロカン)の角ばったイメージとは異なり、丸みを帯びた形状でボディ全面を構成。親しみ感を強く演出しました。
また、丸目のフロントマスクや、ボンネットとグリルの形状は、2002年に発売されたダイハツのオープンカー「コペン」の初代モデルにも似たもので、共通テイストのデザインを採用していたことから、「コペンのSUV仕様」とも呼べそうなユニークなスタイリングです。
独特な先進技術も導入され、5枚のガラス板がシャッターのように開閉する構造のオープンルーフや、電動シェードによってハイビームとロービームを切り替えるプロジェクター式ヘッドランプを搭載しています。
インテリアはグレーを基調とし、シート表皮やドアトリムといった部分にイエローを取り入れた、モダンで上質感あふれるデザインを採用。
コンパクトなボディながら、大径タイヤを採用することで、オフロードでの高い走破性を実現しました。
パワーユニットには、660cc直列3気筒12バルブDOHCターボエンジンを搭載。
これに4速ATと組み合わせ、最高出力63馬力・最大トルク107Nm/3600rpmを発揮し、4輪を駆動します。
※ ※ ※
このように、乗用車としての快適性とSUVの機能性をあわせ持ち、新感覚のスタイリッシュなデザインを採用した軽自動車のU4B。
市販化こそされなかったものの、まさに現在のクロスオーバーSUVに近い内容を備えた、先進的なコンセプトカーでした。
Writer: パワーボム
関西大学社会学部卒業後、某CS放送局運営のメディアにてライターとしてのキャリアをスタート。自動車ブログの立ち上げから携わり、主にトヨタ車やレクサス車、キャンピングカーを中心に取材記事を多数執筆する。






































