トヨタ新型「“5人乗り”SUV」発表! 7年ぶり全面刷新で「CRUISER」「EDGE」「GR SPORT」など多彩なグレード展開に! HEV&PHEVもある新型「RAV4」2026年上半期“豪州”に導入
2025年9月3日、トヨタのオーストラリア法人は7年ぶりのフルモデルチェンジとなった新型「RAV4」の導入時期とグレード体系を発表しました。
「知能化技術」も手に入れた新型「RAV4」
トヨタのオーストラリア法人は2025年9月3日、7年ぶりのフルモデルチェンジとなる新型「RAV4」6代目モデルの市場導入時期とグレード体系を発表しました。
これまで以上に多彩なバリエーションが展開されるようです。

RAV4は1994年、クロスオーバーSUVの先駆者として誕生しました。
以来世代を重ねながら進化を続けたRAV4は、世界180の国と地域で販売を展開し、初代より30年間の累計販売は、すでに1500万台を記録しています。
2022年には、トヨタの全車種中で唯一100万台を超える世界販売台数101万6000台を記録するなど、いまやRAV4はトヨタにとって非常に重要な世界戦略モデルへと成長しました。
これまで以上の重責を担う6代目の新型RAV4は2025年5月に世界初公開されました。パワートレイン・走り、3つのスタイルを持つデザイン、知能化技術という3つの進化ポイントを特徴とします。
まず走りの面では、先代(5代目)RAV4で刷新した走りをさらに追求し、新開発のハイブリッドシステムにより加速感を高めました。
特にプラグインハイブリッド(PHEV)には、トヨタ初搭載の最新第6世代ハイブリッドシステムをベースに、大容量駆動用バッテリーや高出力充電器対応を組み合わせた、新開発プラグインハイブリッドシステムを採用。EV航続距離(開発目標値)は従来の95kmから150kmに向上し、モーター出力向上によって走破性も高めたほか、V2H(ビークルtoホーム)対応など、給電性能の向上も果たしました。
エクステリアデザインは、「Big Foot(大径タイヤを強調)」「Lift-up(高い走破性を想起)」「Utility(使いやすい荷室空間)」の3つの要素をもとに、「どこへでも行けそう」なRAV4らしさを表現しています。
最新トヨタ車のマスクを象徴するコの字ライトの「ハンマーヘッド」デザインを採用するなど、SUVらしい力強さに加え、モダンで洗練された印象を強めました。
インテリアデザインは、「アイランドアーキテクチャー」の考えをもとに、水平基調のインパネ回りにさまざまな機能を集約し、島(アイランド)のように一体的に配置するレイアウトを採用します。
そして新型RAV4において大きな進化となるのが、知能化技術の導入です。
トヨタ車としてはじめて、ソフトウェアづくりプラットフォーム「Arene(アリーン)」を初採用し、「SDV(Software-Defined Vehicle:ソフトウェア定義車両)」量産の第一歩をスタートさせました。
新世代マルチメディアや、最新の運転支援機能「Toyota Safety Sense」などに反映されるほか、ソフトウェアアップデートを通じて安全・安心技術の開発スピードを加速させていくとしています。
大きな変革を遂げた新型RAV4ですが、オーストラリア仕様のパワートレインは、ハイブリッド(HEV)とPHEVの2種類で、それぞれにFWDと4WDを設定します。
グレードは「GX」「GXL」「XSE」「CRUISER」「EDGE」「GR SPORT」の6種類。前4グレードがバンパー一体型グリルで先進感を演出しているのに対して、EDGEは専用ホイールアーチモールなどでアウトドアユースを意識した無骨なスタイルを強調しています。
またGR SPORTは走りの楽しさを機能とともに表現したスポーツグレードで、PHEV専用の設定となります。
ボディカラーは新色のアーバンロックをはじめ全10色。うち4色にはルーフ部をブラックにしたツートーンが用意されます。
※ ※ ※
トヨタのオーストラリア法人幹部は、新型RAV4について次のようにコメントします。
「RAV4はオーストラリアで大きな成功を収めており、過去12か月のうち8か月でベストセラーとなりました。
その人気は、新型の登場によってさらに広がるでしょう」
なお新型RAV4のオーストラリアにおける発売時期は、2026年上半期を予定しています。
販売価格などの詳しい情報については、追って公開されるものとみられます。
Writer: くるまのニュース編集部
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