トヨタ新「センチュリークーペ」初公開へ! 斬新「観音開きスライドドア」採用! “独自デザイン”に「V8エンジン搭載」も期待!? 誕生から58年「独立ブランド化」への想いとは?
新時代の象徴となる「センチュリークーペ」の特徴とは?
さらに今回の発表の目玉として、JMS2025で参考出展される“クーペスタイルの試作車”も披露されました。
正式名称は明かされていませんが、ファンの間では便宜上「センチュリークーペ」と呼ばれています。

まず目を惹くのはオレンジのボディカラー。これは鳳凰をモチーフにした象徴色と考えられ、まるでセンチュリーブランドの新たな精神を示しているようです。
そして全体的なデザインはセンチュリーSUVの意匠を継承しつつ、より流麗で伸びやかなシルエットが特徴。
くわえて大径ホイールと高めの車高、ブラックで引き締められたボディ下部といったパッケージは、同社の「クラウンクロスオーバー」をも彷彿とさせ、エレガンスとスポーティさを併せ持つ佇まいです。
また、ロングノーズかつ短いフロントオーバーハングを採用していることから、駆動方式はFR(後輪駆動)である可能性も示唆されます。
フロントはセンチュリーSUVと同様の格式あるグリルと4眼LEDヘッドランプを装備。
ただし、ヘッドライト形状やロアグリルは専用設計とされ、よりシャープでアグレッシブな印象を与えています。
ボンネット左右にはエアダクトが設けられており、エンジン冷却効率を高める設計が確認できます。
パワートレインは公表されていないものの、もしセンチュリー(セダンモデル)譲りのV型8気筒エンジンを搭載するなら、ブランドの新たな走りの象徴になるかもしれません。
サイドビューでは、左右非対称のドア構造が最大の特徴です。
運転席側は伝統的なヒンジタイプの1枚ドアを採用し、ドライバーズカーとしての格式を保ちながらも、助手席側は2枚ドア構成となり、フロント・リアともにスライド式で観音開き風の開閉を実現。
そして助手席側はBピラーレス構造とされ、乗降性を高めると同時に未来的な印象を与えています。
また、運転席側のBピラーにはセンチュリーの象徴である鳳凰エンブレムが輝き、ブランドの威厳を静かに主張します。
さらに、フロントおよびリアフェンダーには黒いエアアウトレット風の加飾が施され、動的な印象を演出。
リアはセンチュリーSUV同様の4灯式テールランプを採用しながらも、左右をつなぐデザインを取り入れ、専用の意匠で差別化されています。
※ ※ ※
トヨタは今後、センチュリーを単なる高級車ではなく、日本の誇りと美意識を体現するブランドとして確立していく方針です。
JMS2025で披露される試作車は、その未来像を示す“序章”といえるでしょう。
伝統の重みを継承しながらも、大胆に未来へ踏み出す新しいセンチュリーの歩みが、いよいよ始まろうとしています。










































































