存在感バツグンのドゥカティ「新型スポーツアドベンチャー」 全面進化した「ムルチストラーダ V4ラリー」発表 2026年1月に日本上陸
ドゥカティは2025年10月7日に開催した「ドゥカティ・ワールド・プレミア2026」で、2026年モデルとなる新型「Multistrada V4 Rally(ムルチストラーダ V4ラリー)」を発表しました。
ロングツーリング性能を強化した2026年モデル
ドゥカティは2025年10月7日に開催した「ドゥカティ・ワールド・プレミア2026」で、2026年モデルとなる新型「Multistrada V4 Rally(ムルチストラーダ V4ラリー)」を発表しました。
30リットルの大容量燃料タンクや自動ローダウン機能などを備え、ロングツーリングに適した進化を遂げた新モデルは、欧州では2025年11月から順次納車される予定です。

同モデルには、排気量1158ccの「V4グランツーリスモ」エンジンが搭載されています。最高出力170馬力(125kW)/10,750rpm、最大トルク121Nm(12.3kgf・m)/8,750rpmを発揮するこのエンジンは、MotoGP由来の逆回転クランクシャフト技術を採用しており、あらゆる回転域で滑らかな応答性を実現するスポーツツーリングモデルとなっています。
車体構成においては、軽量なアルミニウムモノコックフレームに、高い位置にピボットを備えた両面シェル鋳造アルミニウムスイングアームを組み合わせることで、特に積載時の走行安定性が向上しています。
また、ストローク200mmのセミアクティブ「アダプティブ・ドゥカティ・スカイフック・サスペンション(DSS)EVO」を装備し、新たに開発された自動ローダウン機能により、停止時や低速走行時に車高が自動的に低くなり、乗車の容易さを高めています。
安全性の面では、新たに前方衝突警告システムが追加され、アダプティブ・クルーズ・コントロールやブラインドスポット検知などのレーダーシステムも装備されています。さらに、改良されたヘッドライトクラスターによって夜間の視認性が向上し、エンジン停止後も数秒間ロービームが点灯し続ける「カミングホーム機能」も新たに採用されました。
ライダーとパッセンジャーの快適性も重視された設計となっており、標準でヒーター付きハンドルグリップを装備しています。40mm幅広く、20mm高くなったウインドシールドの採用により風防性能も向上し、パニアマウントの位置を見直すことで同乗者の足元スペースを確保するなど、二人乗りでの長距離走行に配慮した設計になっています。
カラーバリエーションは、ブラックスポークホイール装着した「ドゥカティレッド/ブラッシュドアルミニウム」と、ゴールドスポークホイール装着した「ジェイドグリーン/ブラッシュドアルミニウム」の2色が用意されています。
なお、同モデルには「レーダー」「アドベンチャー・トラベル&レーダー」「フルアドベンチャー」という3つの仕様が設定されています。日本市場では2026年1月から納車が開始される予定ですが、価格については未発表されていません。
Writer: くるまのニュース編集部
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