トヨタ、国内EV市場を活性化! 家庭用充電器&新充電サービスを展開! 「bZ4X」も一部改良&価格改定で「より手が届きやすく」

bZ4Xを一部改良、補助金利用でHEVと同等の価格に!
車両本体であるbZ4Xも、2022年4月の発売以降に寄せられた顧客の声に応えるべく、大幅な改良が実施されました。「もっと使いやすく」「もっと乗りやすく」「もっとかっこいい」という3つのテーマに基づき、進化を遂げています。
航続距離の延伸と充電時間の短縮によって使いやすさを向上。バッテリーのセル数を従来の96個から104個に増やして総電力量をアップさせるとともに、eアクスルのエネルギーロスを約40%削減。
これにより、一充電航続距離(WLTCモード)はFWDモデルで746km、4WDモデルで687kmへと大幅に向上しました。これは東京から青森(約700km)に相当する距離です。
また、新たに「バッテリープレコンディショニング」機能を搭載し、低温時の急速充電時間を短縮。充電前にバッテリーを適切な温度に温めることで、外気温が−10度の厳しい環境下でも、150kWの急速充電器で約28分(残量10%→80%)での充電が可能になりました。
加速性能の進化と走りの楽しさにも注目です。「スムーズでパワフルなSUV」を目指し、ショックのない伸びやかな加速を追求。
特に4WDモデルでは、フロント側eアクスルの出力を従来型の約2倍とし、システム最大出力は160kW(218PS)から252kW(342PS)へと大幅に向上しました。これにより、0-100km/h加速は6.9秒から5.1秒へと短縮されています。
回生ブレーキも改良され、パドルシフトで減速度を4段階に切り替え可能とし、ドライバーの感覚に合った走りを選択できるようになりました。
スタイリングもブラッシュアップ。エクステリアのフロントデザインは、真一文字に伸びるハンマーヘッド形状と、フード中央から両サイドに伸びるLEDデイタイムランニングランプにより、スポーティで印象的な見栄えを演出しています。
インテリアでは、水平基調のシンプルなインストルメントパネルが広さを演出し、新しいデジタル体験を提供するコンソール類を採用。Zグレードに設定されるパノラマルーフは、中央の補強材をなくすことで、より開放的な空間を実現しました。
トヨタは「BEVをマルチパスウェイの一つの選択肢にしたい」という想いから、価格設定にも配慮しています。補助金を反映した後の実質的な価格を、同等車格のハイブリッド車(「ハリアー」「RAV4」など)と同程度にすることを目指しました。
価格(消費税込)は、Gグレード(FWD)が480万円、Zグレード(FWD)が550万円、Zグレード(4WD)が600万円です。
これに対し、エコカー減税やCEV補助金などを合わせると、約94万8500円(エコカー減税約3万円、グリーン化特例約1万8500円、CEV補助金90万円)の優遇が受けられます。これに各自治体の補助金を合わせると、さらに実負担金額が下がる可能性があります。
※ ※ ※
今回のbZ4Xの一部改良と新サービスの導入は、車両の魅力を高めるだけでなく、充電インフラや購入・維持コストといったユーザーが直面する課題にも正面から向き合うものです。
現在日本におけるEVの普及率は1.4%ほどとなっていますが、トヨタはマルチパスウェイ戦略のもと、BEVを誰もが安心して選べるより身近で魅力的な選択肢とするための取り組みを加速させていきます。
Writer: くるまのニュース編集部
【クルマをもっと身近にするWEB情報メディア】
知的好奇心を満たすクルマの気になる様々な情報を紹介。新車情報・試乗記・交通マナーやトラブル・道路事情まで魅力的なカーライフを発信していきます。クルマについて「知らなかったことを知る喜び」をくるまのニュースを通じて体験してください。



























































