日産 新型「リーフ」“B7”が正式発表! 補助金は申請中も2代目同等なら約430万円に!? 26年発売の“B5”は350万円程度になる可能性も、発表会で語られたコトとは

新型「リーフ」のインテリア。先進運転支援技術やコネクテッド機能も充実
新型「リーフ」のインテリア。先進運転支援技術やコネクテッド機能も充実

EV普及を担う3代目「リーフ」、その価格は?

 先進運転支援技術やコネクテッド機能も大幅に進化しています。

 ドライバーの安全を全方位からサポートし、長距離運転の負担を軽減する「360°セーフティアシスト」を搭載しました。例えば、自動車専用道路においてハンズオフドライブが可能で、長距離運転の疲労を低減する「プロパイロット 2.0」や、スムースな駐車を支援する「プロパイロットパーキング」「プロパイロット リモート パーキング」が設定されています。

 さらに、加減速を繰り返すシーンでも車間を一定に保ち、先行車両に合わせて減速し停止までをサポートする「インテリジェント ディスタンスコントロール」を採用。磯部氏は「特に市街地など、加減速の頻繁な場面において、システムがブレーキを制御し、ドライバーの負担を軽減します」と説明しました。

 インフォテイメントシステムも見逃せません。先進感あふれる12.3インチの大型デュアルディスプレイを採用し、Google搭載のNissanConnectインフォテインメントシステムを搭載しました。

「スマートフォンを日産コネクトアプリ『ドアtoドアナビ』で目的地を設定すれば、経路検索するだけではなく、必要な充電を加味したルートが案内されます。そして、車に乗り込むと同時にナビの目的地が設定されるので、車に乗ってからナビを操作して、目的地を設定する煩わしさから解消されるのです」(磯部氏)と、利便性の向上についても語られました。

 大容量バッテリーを搭載した新型リーフは、磯部氏が「まさに“走るモバイルバッテリー”としての価値」と表現するように、ライフスタイルもサポートします。

 充電ポートに接続する「AC外部給電コネクター」を使えば、ドアをロックした状態でも1500Wの電力を使うことができ、アウトドアアクティビティに加え、災害時の非常用電源としても活用することができます。また、従来のV2H(Vehicle to Home)機能も継続採用されています。

「EVインフラの拡充にも引き続き注力していく」と語る日産の杉本氏
「EVインフラの拡充にも引き続き注力していく」と語る日産の杉本氏

 続いて、日産日本マーケティング&セールス/日本アフターセールス 執行職の杉本全氏が登壇。「EVには、いくつか壁がある実態を真摯に受け止めています」と現状を述べた上で、「私たちは、そうした課題に正面から向き合い続けることを選びました。そこで、まず3代目となるこのリーフは、走行性能、快適性、効率性すべてにおいて進化を遂げています」と、新型リーフが“壁を乗り越える存在”であることを強調しました。

 そして、「さらに、より多くの方にこの新型リーフにお乗りいただけるよう、今回我々は手の届きやすい価格にも挑戦をしています」と、戦略的な価格設定を発表しました。

 今回発表された78kWhバッテリー搭載のB7グレードは、量販グレードである「B7 X」の価格を518万8700円と設定しました(価格は全て消費税込、上位グレードのB7 Gは599万9400円)。この価格は旧型リーフe+ Xよりも低くなっています。

 杉本氏は「バッテリーの容量を18kWh拡大、航続距離を100km以上伸ばし、デザイン性も含めすべてにおいて大幅に進化しましたが、多くのお客様にこの新型リーフに乗っていただきたい。そして日本のEV普及を実現したい。そういう我々日産の思いを込め、戦略的な価格設定を行っています」と、その意図を説明しました。

 そして、「まだ補助金は申請中ですが、仮に旧型リーフと同額程度を受給できた場合には、お客様の実質負担額は430万円程度からとなります」と、実質的な購入のしやすさについて触れました。

 B7モデルは10月17日から全国の日産販売店にて注文受付を開始し、2026年1月より順次デリバリーされる予定です。

 さらに、杉本氏は「少し遅れての発表とはなりますが、55kWhバッテリーを搭載した普及グレード『B5』モデルを2026年2月ごろ発表する予定です」と予告。こちらについては「さらに多くのお客様が手に届きやすい価格を目指しており、仮に旧型リーフと同額程度の補助金を受給できた場合、お客様の実質負担額は350万円程度からとなる見込み」と明らかにしました。

 杉本氏は、「車とインフラ、そして価格、EVを取り巻く環境が全方位で進化を遂げている今、新型リーフによって『私にはまだ…』から『そろそろいいかも』と多くのお客様にEVをより身近に感じていただけるのではないかと信じています」と、EV普及への期待を語っています。

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Writer: くるまのニュース編集部

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